2008年02月05日

ドルフィンズファンはイーライに敬礼



第42回スーパーボウルは、ニューヨーク・ジャイアンツが
マイアミ・ドルフィンズ以来のパーフェクトシーズンを目前にして
いたニューイングランド・ペイトリオッツを17-14で降して
17年ぶり3度目のスーパーボウル制覇を果たした。

3-7でニューイングランドリードのままで第4Qに入ってから試合は
大きく動き出し、残り11分近くでNYGのQBイーライ・マニングが
その肩を披露し、10-7と逆転に成功。

NEも豪腕QBブレイディが、時間を使いながら文字通りNYGを
追い詰めていく。そして、残り2分42秒WRモスへの逆転TDを通して
試合を決めたかに思われた。

ここからがマニング一家の血なのか、イーライは4thギャンブルを繋ぎ
残り時間もギリギリの中タイムアウトを使い切って前進。
そして残り35秒、再びNYGにリードをもたらす13ヤードのTDを決めて
勝利した。

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2008年01月22日

またしても鉄人の夢散る



鉄人QBブレッド・ファーブ擁するグリーンベイが、ニューヨークの
ジャイアンツに敗れ、NFC王者獲得はならなかった。

個人的には、もう今度こそ本当に引退してもおかしくないファーブが
未だに現役で戦うグリーンベイを応援していたんだけど。
いや、大学時代にマジマジと見たNFLでファーブを見る様になったし、
その頃はパッカーズが強かったしね。それに綴りはFAVREなのに
なんで「ファーブ」なんだとか気になってしまっていた。

それにニューヨークだ、シカゴだ、ワシントンだと大きな都市に
チームがある中で、グリーンベイは10万足らずの市民球団。
田舎で、北に位置するので悪天候、それも大雪、極寒の環境は
当然でそれで戦うのが屋外スポーツの魅力でもある。

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2008年01月06日

2008年第13回さくらボウル 武庫川女子大学ジェントルブリーズ-関西アウィリーズ

ライスボウルと同じく関西のチーム同士の一戦となった2008年の
さくらボウル。昨年書いた事が功を奏したのか、リアルタイム
実況がなされ、また得点表も電光掲示板に出された。急に寒くなる
事もなく試合観戦する事ができた。電光掲示板のチーム名が違って
いたのは愛嬌なのかそれとも凶兆なのか。





昨年のさくらボウルの様子→
http://okaki.seesaa.net/article/30788452.html

武庫川が開始早々にタッチダウンを挙げてから、ゲームは動き出す。
アウィリーズは直後の攻撃シリーズだけで第1Qの残り時間全てを
消費して前進し、第2Qに入ってすぐタッチダウンを返し同点に。



だが、武庫川はQB#8の動きが頗る良く、彼女一人にアウィリーズは
翻弄されていた。今年も昨年と変わらずQBの戦いになりつつある。
行ったら行ったきりという展開が続く。



端から端までが60ヤードしかないタッチフットの場合、4thでは多くの
場合パントではなくギャンブルに出る。FGがないから相手陣内深い
位置ならパントするより攻めた方がいいとなる。だが裏を返すと
守備戦術がないと、相手のミスがないと止まらない。その展開が
続けば、試合のリズム自体単調なものになる。



同点に追いつかれても、冷静に対処して攻め込む武庫川女子。
お互い一度ずつ4thギャンブルで攻撃権を渡しあった次の
攻撃シリーズをTDまで結びつけ、逆転して前半を終える。

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2008年01月04日

2008年第61回ライスボウル 関西学院大ファイターズ対松下電工インパルス 「矢折れても、なお」

もし、ライスボウルにMIP賞があるのならば関西学院のQB三原に
上げたいと誰しもが思った試合だった。

Xリーグでもその名を轟かせる松下の「壁」。その鉄壁の守備陣は、
DLやLB等守備陣に日本代表を何人も擁し、多くのXリーグのチームが
泣き、2006年は5試合で失点7という驚異的な数字をたたき出している。
そのXリーグの「盾」とでも言うべき、松下の「壁」に三原は
敢然と立ち向かった。



試合は第1Q開始2分25秒で松下電工がTDを挙げて先制すると、直後の
ノーハドルで仕掛けてくる関西学院のオフェンスを食い止め、逆に
TDで得点を追加した事で、前半は松下の流れになった。
関西学院も第2Q開始直後にFGをK大西が決めてこの試合初めて得点を
挙げたが、まるで烈火のごとく関西学院に襲い掛かった松下は
第2Qだけで17点を奪い31-3と大量リードをして前半を終了する。



ゲームは殆ど終わってしまっていた。28点差は単純計算で4TD。
関西学院の前に立ちはだかる「壁」を乗り越えられないでいる。
ただ、一つ勝機、いや見せ場があるとするならば、2005年シーズン
XBOWLで松下はオービックと対戦し怒涛の逆転劇を喫している点を
初めとして、後半守備に綻びが目立つケースがある。ここを衝けるか、
あるいはまだ関西学院にその気持ちが残っているか。それだけだった。

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2007年12月18日

2007年JAPAN XBOWL 富士通-松下電工 「Who's Bad?」

富士通のチアリーダー達は、第3Qと第4Qの間のクォータータイムに
マイケル・ジャクソンの「BAD」を流した。自戒の念を込めたのか、
あるいは「ワルはワルでもやる時はやるぜ」的な「BAD」なのか、
はたまた大きく開いてしまった点差を見て「BAD」だったのか。

試合は、第1Qから大きく動いた。富士通は、日本代表選手を擁する
松下守備陣を警戒してスペシャルプレーを連発。QBでなくRBが
センターかたボールを直接受けるダイレクトスナップや左右対称でなく
片方にラインの選手まで寄せるアンバランス体型からのショットガン。
これらが機能して富士通は先制のチャンスを迎え、FGのチャンス。
ところがこれをKの小山が外して富士通は先制点を取れなかった。



するとここからは松下の時間。富士通が松下に立て続けに前進され、
最後はWR#22下川へのTDパスが成功し、松下が先制。その直後の
キックオフを日本代表でもある富士通#80米山がファンブルし、
ターンオーバー。そのボールを松下攻撃陣はRB#20がサイドを駆け抜け
さらにTDを追加。第1Q残り12秒にはFGを決めて17-0と一方的に
富士通をリードする。





富士通はその17-0となった直後のキックオフを#80米山が90ヤードを
走りきりTDを決めるがそのTFPを外し、流れを手繰り寄せられない。

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2007年11月20日

2007年XリーグFINAL6 鹿島-オービック 「KICK」

第4Qで6-10と鹿島にリードを許す展開に、オービックはQB#15龍村から
この日唯一の生命線となっていたWR#19水口へのTDパスが、
エンドゾーン寸前で鹿島DB#24佐野にインターセプトされた時、
オービックファンはこのゲームが終わったと考えた事だろう。
そのボールを鹿島は得意とするランオフェンスで時間を経過させ
ながら前進させていく。何とかパントに追い込んだと思えば、QB龍村が
痛恨のサックを受けて自陣でボールをファンブル。残り2分1秒を残して
決定的ともいえるFGを決めて6-13と1TD差を付けた。



鹿島のキックで再開。オービックのリターナーはキックオフリターンで
平均15ヤード近く走る日本代表#83清水。試合開始から鹿島は彼を
徹底的に警戒して、彼にボールを易々とキャッチさせなかった。
滞空時間を長くしてDFが走る時間を稼ぐ事もせず、直接ラインを割る
キックを蹴って彼に走るチャンスを与えなかった。



ところがこの最後のキックだけは中途半端だった。時間が残り2分を
切って甘くなったのだろうか、伸びてエンドゾーンを割るでもなく、
上がってDFが詰める時間を稼ぐでもなく、ドライブのかかったボールは
清水の正面に飛んで彼がこれを簡単にキャッチすると、一気に加速。
みるみる内に鹿島ディフェンスを縫うようにすり抜けていく。そして、
相手陣内20ヤードを過ぎると待っているのはエンドゾーンだけだった。
キックオフリターンTDを清水が決めて12-13。この時残り1分47秒。



鹿島から奪ったタッチダウンで息を吹き返すオービックだったが、まだ
不安は残っていた。TD後のTAPのキックは第3QでKの金親が負傷して
離脱しており、正Kがいない。その代役はQB#17村上。Xリーグでは
一度も蹴っていない選手。過去に経験はあっただろうが、決めなければ
敗戦が決まる重要な場面で蹴るのは相当のプレッシャーがかかる。
両チームの全く対極にある「決めろ」「外せ」という観衆全員の祈りを
込めたその村上のキックは、バーのど真ん中を鋭く射抜き同点に。
そしてタイブレイクシステムの延長戦に突入。

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2007年11月05日

2007年Xリーグ第5節 アサヒビール-オービック 「獰猛な鴎」

無常のカウントダウン。誰がこの結果を予測できただろう。
10点差以上で勝利する事がFINAL6進出への必要条件だったオービックの
ファンも、勝利や引き分けはもちろん9点差以内の敗戦でもFINAL6への
進出が決まるアサヒビールのファンの誰もこの結末を予測できた者は
皆無と言っていいだろう。



アサヒビールシルバースター 6-55 オービックシーガルズ

クラブチームのさきがけであり国内強豪として牽引してきた
あのアサヒビールが、日本代表選手、そして先のワールドカップでも
日本代表を率いた阿部敏彰氏が監督を務めるアサヒビールが
過去に見たこともない様な歴史的な大敗を喫してしまった。
単に敗戦を喫してFINAL6に進出できなかった事はあっても、
この点差の敗戦は少なくとも過去10年はなかった。



今でもアサヒビールは強豪だ。それは紛れもない事実。
ただ、今期のアサヒビールの成績をよく考えてみるとケチの
つけどころはあったのかも知れない。
今期全敗となったロックブルには27-6と20点差しか付けられず、
内容もミスの連発で褒められたものではなく私も、
「試合自体は27-6でアサヒビールの勝利だったが、試合終了後の
観客の反応はどちらが内容で勝っていたかを証明していた。」
と書き残している程だ。
5位に終わったルネサス戦は「ルネサス大敗の予感はない。」と
していたが、メンバーを落とした事ではなく本当は単純に得点でき
なかっただけだったのかも知れない。

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2007年11月04日

2007年Xリーグ第5節 鹿島-オンワード 「三つ巴」

第4Q10分15秒で鹿島がTDを決めて10-9とした後のTFPのプレーの
選択は誰もが固唾を飲んで見守った。
このプレーで何を選ぶか、そして成功するか否かで、三つ巴になる
であろう鹿島、オンワード、IBMの3チームのFINAL6への道を
決める事にもなるからだ。



この3チームはオンワードが勝利して、この試合の後に行われる試合で
IBMが勝利すれば三つ巴になる可能性がある。順位の決定順は
1.当該チームの勝敗
2.当該チーム間の得失点差
3.当該チームのリーグ戦全試合の得失点差
4.当該チームのリーグ戦全試合のTD数、被TD数
5.コイントス

とXリーグのイヤーブックにある。この試合までの各チームの
得失点差は
鹿島 +7
オンワード -2
IBM -5

この試合は、オンワードが何点差で勝利するかでFINAL6に進むチームが
変ってくる。
1点差〜4点差なら1位鹿島、2位オンワード
5点差〜12点差なら1位オンワード、2位鹿島
13点差以上なら1位オンワード、2位IBM

IBMの視点からすると、鹿島にこのTFPを1点でも2点でも決めてもらって
三つ巴になる事無くFINAL6に進みたい。
鹿島の視点からすれば、勝利して1位通過だけなら引き分けでもいいが
勝ち点足してシード権を争うには2点が必要だが、リスクも大きい。
オンワードにすれば、引き分け・負けで予選リーグ敗退なので
このTFPはキックでもパスでもランでも全て止めなければならない。



三者三様の思惑が入り乱れる中、鹿島が選んだのは2ポイント
勝負に出た鹿島、それが決まる事を祈るIBM、何が何でも止めなければ
ならないオンワード。この鹿島#10QB尾崎がセットした時、この試合の
盛り上がりが最高潮に達した。

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2007年10月23日

2007年Xリーグ第4節 アサヒビール-ルネサス 「遠くに霞む銀の星」

両チームの選手がサイドラインに並び、コイントスが行われる直前
ルネサス#13竹内が味方を鼓舞していたが、その時の言葉が
「もうお笑いはここまで!」
この一言が、ルネサスの現状を示していると言っても過言ではない。



強いチームというのは、各々が真剣になる瞬間を持っていて、
そういう事は言われなくても試合に集中出来ていくし、
それを誰かが口にしなければ己を昂ぶらせられない選手は、
まだまだの身である事が推測できる。

オービックを意識して手の内を隠して試合に臨むアサヒビール
いいようにしてやられているシーンは、ある意味自業自得とも思えた。
アサヒビールは、キックオフリターナーに#40ルーキーの高林を
起用したり、先発QBは2番手のQB#3有馬を出場させる等メンバーを
相当に落として戦っていたにも関わらず、有馬のキープ、
アサヒビールの#2花房#23波武名のランを止められずにいた。



開始たった3分でTDを許す。その後は、ルネサスの健闘というよりも
アサヒビールの攻撃がかみ合わず得点を許さなかったが、
第2Qには花房・波武名のTDと自陣でサックされてセーフティを献上。
試合が見えたと判断したのか、アサヒビールの阿部監督は有馬を下げ
まだ第2Qであるのに3番手のQB#19東野を出場させる。
前半終了間際にはK#10山口にFGを許し26-0で前半終了。



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2007年10月21日

2007年Xリーグ第4節 オービック-オール三菱 「能ある鴎は爪を隠した?」

Xリーグの試合は1Qが12分で行われており、試合の多くは2時間と
15分程度が目安だが、この試合は2時間と5分で終わってしまった。
この試合オービックはドロープレーが多く時間だけがどんどん経過
していった。
それもそのはず、この試合をアサヒビールの選手も観戦して
最終節に対戦するチームを研究しているのだから。
その関係でオービック#17QB村上は、プレーコールを制限されていた
様に感じた。彼がパサータイプのQBでない事を差し引いても、
ロングパスが少なかったのは異常と感じた。



ただランでも、#20古谷、#36白木のRBの個人能力で打開している点も
あって、見ている者にはフラストレーションが溜まっていたし、
オービックのベンチからも負けるはずがないという余裕と一緒に
何やっているんだという焦燥感が伝わってきた。

その余裕は第1Qから感じていて、TDでなく2本連続でFGとなったが、
チームからは絶対勝つとか勝たなければならないという空気は
微塵もなかった。彼らの目はこの試合ではなく、最終節で
対戦するアサヒビールの方を向いていた気がするのである。



オービックがFINAL6に進出する為には、最終節に勝利した上で
その得失点差が問題になるのであるが、関係するのはまず当該
チーム同士の得失点差であり、オービックはこのオール三菱戦は
極端な話、勝利さえすれば何でも良かった。



第2Q古谷が1YDを飛び込んでTDを挙げただけに終わった前半だったが、
その前半を戦っただけで勝利を確信したのだろうか、後半は
#24矢野川がKを務めたりとアサヒビールに対しての情報のかく乱なのか
普通オービックがしない様な布陣や戦術を採っていた。



それでも日本代表DL#92紀平がインターセプトしたボールを
自身でエンドゾーンまで運んでTDを挙げ、第4Qにはオープンサイドを
駆け抜けた古谷(拓)がTDを挙げて26-0と危なげない勝利を披露した。

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2007年10月11日

2007年Xリーグ第3節 鹿島-IBM 「閉ざされかけた改革の扉」

徐々にであるがリーグに新しい波が起ころうとしている。まだ小さな
さざ波であるが、その波は確実の私達の足元に届き、やがて大きな
うねりになろうとしている。IBMビッグブルーはこの試合に勝利すると
その後の対戦を考えるとFINAL6進出をほぼ手中に出来る。
もちろんチーム創設以来初めての快挙である。昨年優勝した
オンワードを倒し、その勢いをそのままこの鹿島戦に持ち込む。



その新しい時代は、若者が夢見る幻想に過ぎない、現実の厳しさを
教える為に立ちはだかるのが昨年準優勝の鹿島である。昨年準優勝した
だけでなく日本代表を5人も擁し(IBMは2人)、その3人はチームで
主将・副将を務めその経験や技術は確実にチームにフィードバックされ
ている。また、昨年大学で甲子園ボウルMVPを獲得したRB法政・丸田が
加入した事で攻撃陣に厚みが増している。

実は2005年にも似たシチュエーションがあった。あの時はIBMが
アサヒビールを倒して、この鹿島と対戦。鹿島に勝利すれば
FINAL6が可能だった状況だったが、9-32と大敗しその夢が結果的に
絶たれてしまった。この試合も同様に強豪に勝てばFINAL6進出に
大きく前進する試合、リベンジの舞台として最高の状況だった。

試合開始からオンワードを破った勢いそのままに溌剌とした動きを
見せるIBMは、前半開始から6分55秒。ターンオーバーから始まった
攻撃シリーズで、最後はQB#15岡村から右のサイドラインギリギリを
走りこんでいたWR#89円谷にパスが通り先制のTDが決まる。
だが、鹿島も負けていない。RB#29丸田のランプレーを上手く絡め
徐々に前進。敵陣23ヤードからの攻撃でプレイアクションパスが
綺麗に決まり、QB#10尾崎はサイドラインを駆け上がる丸田に
パスを通してTDを挙げて7-7の同点に。


新人王がXリーグにあるなら彼になるだろう鹿島・#29丸田

そして、鹿島のキックで試合が再開されるが、ここで一つ試合の
流れを変えるプレーが出る。鹿島のキックオフだったが、レシーバー
#18高木はキャッチした後、逆サイドにいた選手にパスをする
トリックプレーを見せるがこれが選手の頭を大きく超えて、結局
このボールを押さえた鹿島に攻撃権をエンドゾーンまで数ヤードの
位置で渡してしまった。
その後IBMは懸命のディフェンスを見せ、また鹿島の反則などもあり
TDこそ許さなかったがFGを決められてしまい、試合の流れは鹿島に
傾いた。


このスペシャルプレーのミスが痛かった
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2007年10月09日

2007年X3 BLUE THUNDERS-TRIAX

15時に開始されたXリーグ・オービック-ROCBULLの試合が終了し
観客の多くは家路に着いた。大井第二球技場が涼しく感じたのは
夕刻になり、潮風が涼しく感じたからだけではないだろう。
しかし、私は帰らなかった。それはこれからX3の試合が行われるからだ。

P1240486.jpg

X3とはXリーグから見たら3部リーグで、決してレベルが高いリーグとは
言う事はできない。そもそもレベルの高いアメフトを見たければ
Xリーグなら上位同士の試合かNFLを見ていれば済む話である。
だが、私が残ってこの試合を見たいと思ったのは、レベルの高低を
超えて存在する、スポーツへの情熱がそこにあると思ったからだ。

Xリーグ上位のチームは企業チームであれば部活動としての優遇も
あるだろうし、クラブチームであってもスポンサーからの協力は
大きいものがある。X3で大きなバックアップもない中、仕事と
スポーツを両立していく事は、簡単ではない。
では、なぜ彼らはそこまでアメフトに向き合うのか。「好きだから」
全てをアメフトに懸ける情熱に帰結する気がしている。

P1240449.jpg

その情熱は第4Q終盤、20-0でブルーサンダースがリードしている時でも
観客席に伝わってくる。主将#49茂在が「後1点、後1点取ろう」と
味方を最後の最後まで鼓舞し続けた。勝敗は殆ど見せたがそれは
どうしてか。20点以上の得失点差をつける重要性もあったが、
それ以上に、「遂行力」を備える必要性もあったと思う。

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2007年10月07日

2007年Xリーグ第3節 オービック-ROCBULL 「怪鳥対決は鴎に軍配」

第2Qだけでオービックが42点を挙げた。試合の流れが傾いたとか
試合の趨勢が決まったとか言うレベルを遥かに超越した結果だった。
56-0とオービックは、驚愕の数字をたたき出して前半を終えた。

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ここまで彼らを昂ぶらせたのはただ一つ。前節富士通戦の敗北だ。
ここ5年で苦戦しつつも勝利を重ねてきた富士通に喫した敗戦は、
単なる負けではすまない程のダメージを与えた。5試合しかない
リーグ戦では1つの負けは、トップでのFINAL6進出への道をほぼ
閉ざされた事を意味し、それどころかFINAL6出場も危うくなる。
それ程までに衝撃的な敗戦だったのだが、そのこみ上げる悔しさと
怒りをオービックはこのROCBULL戦にぶつけた。

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第1QからROCBULLを走力で圧倒する。牽引するのは日本代表RB#20古谷、
そして今期副将の#36白木であった。白木は富士通戦で約1年ぶりに
フィールドに戻ってきたがブロッカーの役割がメインで彼本来の
走りが見られなかったが、この試合ではそのマルチプルな才能を
発揮し、失敗に終わったがフリーフリッカーのスペシャルプレーも
見せる等復調の気配があった。

P1240284.jpg

古谷は富士通戦の様にRBが彼だけではなく、白木・林・小島ら
複数起用できた事で負担も軽くなり、グランドを殆ど支配した。
特に、今期初めて先発起用されたQB#17村上からピッチされて、
オープンスペースに抜けるランは誰も止められなかった。
第1Qにオービックが挙げた2本のTDは彼ら2人が挙げた。

第2Q開始早々にQB村上が機を見て短い距離を走ってTDを挙げると、
オービックはそこから立て続けにTDを挙げた。
パントリターンで#83清水が走り抜け、またROCBULLのパントを
#59藤田がブロックし#8渡辺が抑えてTDというのもあった。
そして、またしても古谷・白木のRBコンビがTDを挙げて前半で56-0。

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2007年09月19日

2007年Xリーグ第2節 オービック-富士通 「風に乗れなかった鴎」

ゲームはキックオフリターンタッチダウンで幕を開けた。
オービックシーガルズWR日本代表でもある#83清水がエンドライン近く
でボールをキャッチすると、そのまま相手の守備陣をすり抜けて
87ヤードを走りきりタッチダウンを挙げた。

過去リーグ戦では富士通にここ10年負けていないオービックの圧勝を
イメージしたが、試合はそうはならなかった。
攻撃陣がまるで機能しないのだ。

TD直後の攻撃は富士通QB#18出原の巧みなクォーターバッキングから
前進を繰り返し、オービックエンドゾーンに迫る。だが、ここで
RB#28進士がボールをこぼしファンブル。そしてオービックはこの
ボールを抑えて攻撃権を取り戻す。

だが、この攻撃もパスがヒットせず、日本代表RB#20古谷中心の
ランオフェンスも完全に読みきられ、前進できず。
パントで攻撃権を富士通に渡す。富士通はQB出原から#86清水聡への
60ヤードTDパスが通り7-7の同点に。

その後のキックオフでオービックは攻撃で前進できずパントに
なるがこのボールを富士通がブロック。優位な位置から攻撃権を握る。
ここで富士通はQBに解散した日産から移籍した#19吉田を起用し、
最後は進士がエンドゾーンに飛び込み逆転14-7。

しかし、この日オービックで唯一輝いていた清水はこの次の
キックオフでもビッグリターンを見せて60ヤード近くを走って
富士通陣内20ヤード付近からの攻撃。ところがここでもオービックは
攻めあぐね、4thダウンギャンブルも失敗し攻撃権を明け渡す。

そして、オービック・清水は第1Q終了直前の富士通のパントを
キャッチして再びビッグリターン。敵陣1ヤードまで攻め込んだ。
ここでオービックは、古谷にボールを託すがなんとここでボールを
ファンブルし、しかも相手がこれを抑えてターンオーバー。
日本代表選手を多く抱えているチームとは思えない拙攻を繰り返す。

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2007年09月18日

2007年Xリーグ第2節 オンワード-IBM 「努力の矢、成功の的を外さす」

34-33でオンワードスカイラークスがリードして試合終了7秒前。
ある男が登場した瞬間は、不思議な空気がスタジアムに流れた。
彼の名はIBM#11井田。IBMのキックを任せられている彼の登場は、
オンワード側からすれば安堵の、IBM側からすれば不安の感情が
にじみ出ていた。

それもそのはず、彼はこの日2QにFGを決めているものの、3度あった
TFPを全て外している。残り7秒でオンワードが勝っているものの、
その3点を決めていればこの不安と安堵が入り混じるスタジアムには
ならず、34-36でIBMの凱歌を聞く事になっていたからだ。



オンワード有利と見られていたこの試合はIBMのTDで幕を開ける。
第1Qは0-0で終わったが、どちらも攻撃にリズムをつかめず
大きなゲインも少ないままで終わったが、第2Qに入りIBMは
#89天谷へのパスや、#15QB岡村のスクランブルもあって前進。
最後は#39磯谷のショートランで先制し0-6(TFP失敗)。

だが、オンワードも目を覚ましたのかすぐさま反撃開始。
#10QB小島のキープで前進して、巧みにパスを織り交ぜ、
そして最後は小島のランでTDを決め、TFPを決めて7-6と逆転。
IBMのTDから約3分しか経過していなかった。



だが、この第2Qは両チーム怒涛のTDラッシュを見せて点を取り合う。
このオンワードのTDからまたしても約3分後。岡村から放たれる
天谷へのボールをオンワード守備陣は止められず、大きなゲインを
許して最後はまたしても#39RB磯谷のTDランで7-12(TFP失敗)と逆転。



その直後のキックオフをオンワードはそのシリーズでTDを決めて
再逆転で14-12。IBMは前半終了間際にタイムアウトを使い切っていた
為に岡村がスパイクして時間を止め、#11井田がFGを決めてIBMが
再逆転の14-15で前半を終える。

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2007年09月09日

2007年Xリーグ第1節 アサヒビール-ロックブル 「幸せの紫の鳥」

アマチュアチームでも弱いチームは、関係者やその知り合い、選手の
友人や家族が応援の殆どを占め、個人的な会話ばかりで、初めて
そのスタンドに来た人間にとっては居にくい場所になる場合がある。
ところがこのロックブルはそういう空気がない。
この牧歌的なチームはXリーグの中の良心とすら思える時がある。

P1230377.jpg

ロックブルはここ数年は毎年最下位争いを繰り広げるお世辞にも
強いとはいえないチームである。だが、観客はとにかく熱い。
会社の上司や同僚が家族ぐるみで訪れるいわば家族の様な観客が
このチームの一番の力ではないかと思ってしまう。
この日対戦するアサヒビールには、日本代表も多く在籍し、また元
アナウンサーの有馬もおり、知名度はロックブルを遥かにしのぐ。
でも、そうであればあるほどロックブルの観客は盛り上がる。

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その歓声に押されたのかアサヒビールは序盤からゲームの組み立てが
どうもしっくりこない。攻撃の主導権は確実に彼らの手の中にあるが、
要所要所でパスが取れない、速い飛び出しにゲインできない。
アサヒビールの先発QBは#9波木。鋭いパスを繰り出すがWRと呼吸が
合わずフラストレーションが溜まる一方だ。またランに関しては
#23波武名、#43伊是名の二人は単調な突破でロックブル守備陣に
つかまっていた。

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第1Q4分43秒。波木から日本代表#17中島への48YDのTDパスが通り、
アサヒビール先制。これで一気に崩れるかと思いきや直後のTFPを
ブロックしてロックブルが息を吹き返す。
アサヒビールは自分達のファウルでチャンスを潰しているだけでなく、
インターセプトをこの試合で3つ許しどうしてもゲームを支配できない。

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2007年Xリーグ第1節 オービック-ルネサス 「嵐に巻き込まれた鴎」

心配された台風は7日午前に関東地方を通過した。気温こそ吹き込む
南風で高くなったが、風は強く吹き体感気温は思うほどでもない。
だが、その強く吹いた風は鴎達を悩ませ続けた。

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第1Q、日本代表である#20古谷(拓)の突破から開始約4分30秒程で
先制のタッチダウンを挙げると、今年副将の#36RB白木がショート
ディスタンスを走り込み14-0とゲームをリードする。
日本代表を多く擁し個々の実力差で勝るオービックがこのまま
着実に得点を重ねていくかに見えたが、この日スタジアムに吹いた
強い風は彼らに悪戯をする。

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日本代表K#1金親のキックオフは強風に煽られて3度の蹴り直し。
センターに向かって右から左に吹く強い風にボールは流され、
思うような場所に飛んでいかない。
そして犯したラフインザパッサーからルネサスに傾いた流れを
止められない。LB#5中井の異議によるパーソナルファウルで傷口を
広げてしまう。
そして、ルネサスQB#9皆川からRB#39近藤へ渡ったパスを、彼が
オービック守備陣を切り裂きタッチダウンを返し14-6(TFP失敗)。

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オービックとしては、不満のある判定だったがそれに激高したまま
自身をコントロールできず、あるいはコントロールできない選手が
その後のプレーで取り戻しつつあった流れをフイにしてしまった。
嫌な流れで今シーズンの開幕は始まった。

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第2Qその流れを払拭するプレーは、守備陣が目を覚まして始まる。
相手のオフェンスを押さえ込み要所要所で前進を許さない。
そしてオービックの若きRB#23古川がタッチダウンを決めて
21-6と突き放して前半終了。
春シーズン彼は日本代表に古谷(拓)が抜けている間、RBとして
結果を残し一番の成長株といってもいい選手だった。その選手が
モヤモヤした空気を跳ね返した。
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2007年08月07日

For the Fun

バスケットアジア選手権が8位という結果で終了して、
ふと考えたのはワールドカップを開催したアメフトの事。
バスケットは国内でリーグが2つに分かれ、協会も混乱が続く中で、
日本代表は五輪出場権をこの大会で獲得できないばかりか、
最終予選にも進むことができなかった。

アメフトは、初めてワールドカップに参加したアメリカ代表のレベルの
低さが囁かれたり、川崎市(川崎球場、等々力陸上)のみの開催に
盛り上がりや集客、普及面で疑問符が付いたりしたのだが、
最終的には決勝だけであったが非常に盛り上がる大会になった。

アメフト界が今後本当に盛り上がる為にはファンの方を
向かなければならなくなる。ワールドカップで盛り上げたはいいが、
その受け皿をしっかりしなければ、見放されてしまうだろう。

今国内で唯一に近いアメフト雑誌タッチダウン」を読んでいる。
このタッチダウンでは決勝戦や、日本代表のドキュメントが特集されて
いるのだが、残りの試合詳細は約600文字程度の内容だった。
阿部監督や脇坂主将のワールドカップ回顧もあるのだが、重要なのは
それらの文章で「ファン」という文字がなかなか見つからない事。
それとは対照的に「関係者」や「関係各位」という内輪への感謝の意が
並んでいる。
日本代表のドキュメントの中で、阿部監督が大会終了後の挨拶で
日本代表に向かって「ファンを大切にしてください」と話すに止まる。

大会関係者への謝辞も必要だが、度を越すと疎ましく感じるもの。
決勝戦の後でも関係者に対して、川崎の大会関係者が長々と謝辞を
述べ、最後の挨拶をするはずだった方は気を利かせて一言で終える
一幕があったのだが、雑誌でもまだ言い続けるのかと感じた。
野球でもサッカーでも「関係者」への謝辞が選手や監督の口から
メディアに対して出てくる事は少ない。

選手も監督も意識を変えていかなければならない。これからは
多くのファンがそのプレーの一挙手一投足を見ている。
今までは内輪でよかったプレーや対応でも、今後はそれが許されない。
少なくともチケットにお金を払ってきているファンを今以上に
大切にしなくてはいけない。もう内輪だけではすまなくなる。

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2007年07月16日

アメフトワールドカップ2007 日本代表-アメリカ代表 「彼方に見えたもの、それは"Light"」


タイブレークの再延長戦でアメリカ代表#4Kコフィンが蹴ったFGが、
ゴールポストに挟まれた5.64mの空間を大きく越えていった時、
日本代表のアメリカ代表を破っての三連覇の夢は儚く散った。

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第1Q開始直後の日本代表の攻撃をインターセプトし、そのシリーズで
いきなりTDを挙げた時、アメリカ代表はこの試合何点取ってしまうの
だろうかと思った方も少なくなかっただろう。
2分57秒で挙げたRB#26カスパーバウアーのTDは衝撃が大きかった。

しかし、日本は徐々に反撃に転じる。QB#18高田だけではなく
#9波木、#13冨澤と使い分け挽回を図る。5分以上マイボールを
キープし、1stダウンを更新し前進。残り2分33秒からの攻撃はQTを
挟み継続。RB#20古谷を中心にアメリカの守備を切り裂き、
第2Q1分09秒に冨澤からのボールをTEの位置に入っていた#92紀平が
キャッチし日本代表は同点に。

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この第2Qはこれだけでは終わらなかった。その直後のアメリカの
攻撃をファンブルさせ、DB#36三宅が押さえターンオーバー。
そして、そこから始まった攻撃シリーズでK#1金親が49YDのFGを
決めてとうとう逆転。日本が学生主体とは言えアメリカ代表から
リードを奪うに至った。

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リードされたアメリカ代表はその怒りをパワーに換え日本の
エンドゾーンに迫るが、日本代表はこれを跳ね返し続けた。
主将でもあるDL#43脇坂、DB#8渡辺らの激しいタックル、DB#47寺田の
ファンブルリカバリーで懸命にこらえる。激しい当たりを顧みず
身体を張ってダウンの更新こそ何度も許したが大きなゲインを許さず。
第2Q残り6秒のアメリカ代表の44YDFGも強烈なプレッシャーで
得点をさせなかった。

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日本代表が学生主体であるとは言えアメリカ代表からリードを
奪って前半を終了する。アメリカ代表がホスト国日本の空気を
読みながら試合を進める等という余裕の表情は、選手、コーチ等を
見ても誰一人として感じられなかった。

後半アメリカ代表が前半リードを許した時以上に、気持ちが
入った様に見えた。日本代表自陣15YDからの攻撃もその全てで
ロスタックルを見舞い、波木が蹴ったパントも35YDまで。
日本守備陣もLB#10東#42牧内らのタックルで粘りを見せるが、
最後は35YDのFGを許して同点にする。
徐々にアメリカの本気度の高まりを感じる。

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2007年07月15日

アメフトワールドカップ2007 ドイツ代表-スウェーデン代表

前半スウェーデンはライン戦でドイツを上回っていた。
OLはドイツのDLをコントロールしていたから、QBには左右を確認する
時間があり、それがQB#12ハラルドソンの好パスを作り出していた。
パスプロテクションがしっかりと機能していた。
DLは今大会随一のサイズでドイツ得意のラン攻撃を正面から
完全に封じ込めた。

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前半はスウェーデン代表の時間だった。
直前の韓国フランス戦と同様にスコアレスドローで前半を折り返したが
内容の濃さはやはり3位決定戦らしく、その試合と比べて
ハンドリングミスも少なくパスも、特にスウェーデンのショートパスは
ドイツの守備陣を切り崩していた。誰もが後半スウェーデンの
得点シーンを思い浮かべただろう。

ところが試合の流れが少し変わったなと思ったのが、
ドイツ最初の攻撃シリーズでの事。それまではドロープレーで
DLの中央から外へ飛び出していくプレーに終始していたドイツ代表
だったが、後半からラン攻撃の形を変えてきた。

複雑な事をしている訳ではない。スクリーン気味にRBにピッチする
だけでスウェーデン守備陣が対応できなくなってしまった。
このプレーだけで20YD近くゲインを許しスウェーデン有利の状況が
変わりつつあった。
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アメフトワールドカップ2007 韓国代表-フランス代表 「罰」

川崎球場は、台風の影響で朝から雨が降り続く。
5.6位決定戦は簡単に言えば最下位を決定する試合でもあり、
雨の中では高くない技術からミスの多発は試合前から容易に想像できた。
実際韓国代表もフランス代表も試合直前のウォームアップの
段階からハンドリングミスを繰り返しており、それが予想された。

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試合開始の合図は、ファンブル開始の合図の様にお互いファンブルを
繰り返して、攻守が頻繁に入れ替わる。
それだけで第1Q、第2Qが過ぎていく。何よりセンターから
スナップされたボールをQBが落とすケースが多発。

第3Qに入り流れを掴みかけたのはフランス代表だった。
前半から優位だったライン戦を活かし#20ウォジェショフスキ、
#23オクトーブルの2人のRBにボールを集め、突破を図る。

ただ彼らの突破に立ちはだかった壁は韓国代表の守備陣ではなく、
フランス代表自身の技術的ミスであった。
要所要所でターンオーバーを喰らい、得点を挙げるまでには至らず。

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2007年07月08日

アメフトワールドカップ2007 日本代表-フランス代表 「七夕に見た星達」


日本が第1Qに挙げた最初の得点は、セーフティーだった。DL#5山中が
フランスQB#12レオナルド・デ・ザを相手エンドゾーンで仕留めたのである。
しかもOLのほぼ中央を破ってのセーフティーは、この試合の流れを一気に
日本に引き寄せたプレーだったと言ってもいい。

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その前兆はキックオフにも見えた。日本のレシーブ、フランスのキックで
試合が始まったが、フランスK#30クルトワのキックは距離が出ずそれが
逆に意表を衝いた形になり、転がるボールの落下点を推測するのに苦労していた
姿が印象に残っている。
それと対照的に、日本代表K#1金親はこの後の攻撃シリーズはパントになったが
相手陣内エンドゾーンまで数ヤードの位置まで転がしており、
これだけで日本はこの試合キッキングゲームで優位に立てると思っていた。

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そしてその直後のセーフティーでスッと肩の荷が下りたのか、日本の攻撃は
積極的になっていく。QB#13冨澤は最初のオフェンスシリーズこそ堅さが
見られたが、判断のよさとパスでゲームをコントロールしていく。
特にこの日の冨澤は積極的なスクランブルが目に付き、ラッシングAVは
RB陣を抑える平均7.2YDを記録。中央に開けた穴を見つけては無理をせず
1StDownを更新していく慎重な姿勢も窺えた。

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日本人が再び沸いたのは1Q4分41秒、OLが右にDLをずらしている時に
#22RB石野が左側に斜めに飛び込む様にしてTDを挙げた時だった。
そして、1Q終盤9分13秒。敵陣18YDからの日本代表の攻撃。QB冨澤が一人
フリーな状況で待っていたWR#80米山に。彼は加速をつけるとフランスLB2人を
振り切ってTDを決めて16-0とした。

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フランス代表は「ロースコアゲームに持ち込みたかった」とルゴーHCが
試合後コメントし、前回大会で日本と対戦した時の様に前半0-0で凌いで
後半勝負のプランを考えていたのだが、その目論見は序盤で崩壊してしまった。

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2007年07月03日

開幕が迫るアメフトワールドカップ

今週末に開幕するアメフトワールドカップサッカーのワールドカップや
野球のワールド・ベースボール・クラシックに比べると競技人口も少なく、
規模も本大会出場が6カ国と小さい。
それでも今回面白そうなのは、アメフトの本場アメリカが初めて参戦する事だ。

過去2大会日本がワールドカップを連覇しているが、これらの大会には
アメリカは出場していない。世界柔道に日本選手が出場しない程味気ないものと
同じで、アメリカが参戦を決めた事は非常に重要なのである。



ただそのアメリカはNFL所属の選手を一切派遣しておらず、大会に出場する
主力選手は、大学を卒業したがドラフトから漏れ秋に開幕するNFLの
サマーキャンプ(テスト)に招集される事がなかったレベルの選手に当たる。
日本で言えば大学の2部や3部リーグにいてドラフトは遠い世界だった選手が
主力なのである。NFLが最強と自負しているアメリカらしい選択だ。
勝てば「やはりアメリカ強し」、万が一負けても「NFLの選手ではない」と
幾らでも逃げる事ができるメンバーなのである。

それでもアメフトワールドカップにアメリカが参戦を決めたのは、
NFLやアメフトの普及戦略の一環であるのは誰もが推測できる事だ。
今年でNFLへの登竜門だったNFLヨーロッパも廃止され、競技により
ドメスティックな印象を持たれる事は必至である。
その方向転換の一つとしてワールドカップ参戦だったのかも知れない。

そしてワールドカップ開催で盛り上げたいのは日本も同じ。
アメフトXリーグは、観客の多くが招待券で来場している有様で、名前こそ
「Xリーグ」だが「Jリーグ」とは違いアマチュアの、つまりは社会人リーグで
しかない。毎年の様にチームが消滅、あるいは合併したりと、リーグ体系
そのものに限界が見え、先細りが懸念されている状況である。
その打開策としてワールドカップ開催が持ち上がったのだろう。

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2007年06月24日

アメフト・ワールドカップ日本代表が発表される

7/7に開幕するアメフト・ワールドカップの日本代表45人が発表された。
まずオフェンス。

OL:
倉持、村井、井沢(鹿島
関野(OS)
山岸(アサヒビール
村上(IBM)
宮本(オービック)
平本(アサヒ飲料)

TE:
黛、橋詰(アサヒビール)

QB:
波木(アサヒビール)
冨澤(OS)
高田(松下電工)

RB:
古谷(オービック)
石野(松下電工)
杉澤(OS)

WR:
長谷川(松下電工)
戸倉(法大)
前田直(立命大)
中島(アサヒビール)
前田一(OS)
天谷(IBM)
米山(富士通
清水(オービック)

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2007年06月04日

アメフト日本代表壮行試合 日本代表候補-関東学生"SAMURAI"オールスター「For the team」

試合後MVPを獲得した#83清水謙が話した言葉が全てを表していた。
ワールドカップに向けて?いや、まだ最終選考がありますから。」

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壮行試合なのに、未だに最終メンバーすら決まっていない日本代表。
ドラフトやキャンプから漏れたとは言え、代表メンバーを発表し、
大会前に合宿に入るアメリカチームとの準備の差がなくなってきた。
大会が1ヵ月後に迫っているにも関わらず、メンバーが決まっていないのだ。
大体、最終メンバーがいつ発表なのかも告知すらない。

試合は第2Qだけで42点も取った日本代表の76-7の圧勝で幕を閉じた。
ここまで力の差があるとは思わなかったが、日本代表に選ばれたい、その
モチベーションの差が、この点差をつけたと思っている。

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日本代表の攻撃陣もパスキャッチミスがあったり、守備陣も
TDを簡単に許し挙句オンサイドキックを開いてボールにしてしまう等、
多少ミスは見えたが、まるで重箱の隅を突付く様な作業でしかない。

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