タイブレークの再延長戦で
アメリカ代表#4Kコフィンが蹴ったFGが、
ゴールポストに挟まれた5.64mの空間を大きく越えていった時、
日本代表のアメリカ代表を破っての三連覇の夢は儚く散った。

第1Q開始直後の日本代表の攻撃をインターセプトし、そのシリーズで
いきなりTDを挙げた時、アメリカ代表はこの試合何点取ってしまうの
だろうかと思った方も少なくなかっただろう。
2分57秒で挙げたRB#26カスパーバウアーのTDは衝撃が大きかった。
しかし、日本は徐々に反撃に転じる。QB#18高田だけではなく
#9波木、#13冨澤と使い分け挽回を図る。5分以上マイボールを
キープし、1stダウンを更新し前進。残り2分33秒からの攻撃はQTを
挟み継続。RB#20古谷を中心にアメリカの守備を切り裂き、
第2Q1分09秒に冨澤からのボールをTEの位置に入っていた#92紀平が
キャッチし日本代表は同点に。

この第2Qはこれだけでは終わらなかった。その直後のアメリカの
攻撃をファンブルさせ、DB#36三宅が押さえターンオーバー。
そして、そこから始まった攻撃シリーズでK#1金親が49YDのFGを
決めてとうとう逆転。日本が学生主体とは言えアメリカ代表から
リードを奪うに至った。

リードされたアメリカ代表はその怒りをパワーに換え日本の
エンドゾーンに迫るが、日本代表はこれを跳ね返し続けた。
主将でもあるDL#43脇坂、DB#8渡辺らの激しいタックル、DB#47寺田の
ファンブルリカバリーで懸命にこらえる。激しい当たりを顧みず
身体を張ってダウンの更新こそ何度も許したが大きなゲインを許さず。
第2Q残り6秒のアメリカ代表の44YDFGも強烈なプレッシャーで
得点をさせなかった。

日本代表が学生主体であるとは言えアメリカ代表からリードを
奪って前半を終了する。アメリカ代表がホスト国日本の空気を
読みながら試合を進める等という余裕の表情は、選手、
コーチ等を
見ても誰一人として感じられなかった。
後半アメリカ代表が前半リードを許した時以上に、気持ちが
入った様に見えた。日本代表自陣15YDからの攻撃もその全てで
ロスタックルを見舞い、波木が蹴ったパントも35YDまで。
日本守備陣もLB#10東#42牧内らのタックルで粘りを見せるが、
最後は35YDのFGを許して同点にする。
徐々にアメリカの本気度の高まりを感じる。
続きを読む