2008年06月03日

2010年W杯アジア3次予選 日本代表-オマーン

なぜだかわからない。中澤の渾身のヘディングが突き刺さった瞬間、
自分の心に熱いものがこみ上げてきた。バーレーンに敗れ2位に転落
した日本代表を救う、敗れれば更迭もあるといわれた岡田監督の窮地を
救うゴール。このゴールはあらゆる閉塞感を打ち破るには十分だった。

キリンカップのパラグアイ戦で見せたかみ合わないサッカーが嘘の様に
選手達が躍動する。オマーン代表が複数のレギュラーメンバーを、
出場停止により欠いていた事を差し引いてもゴールへの迫力があった。

右中村俊・左松井という起用は、それぞれの所属であるセルティックと
ル・マン(来シーズンよりサンテティエンヌでプレー)と同様で
比較的スムーズにゲームを運ぶ事が出来ていたと思う。



やはり引いてくるオマーン代表をどう攻略するか見ていたが、その前に
遠藤のCKを中澤が決めて自然と引き出せてしまった。
そして、オマーンが前に重心を乗せたところを狙い澄ましたかの様に、
センターライン付近の中村俊から、オーバーラップした闘莉王が
ポストの役目を果たし、フリーの大久保へ。彼はワントラップして
ゴール左隅にシュートを放つ。
GKアルハブシも懸命に右手を伸ばすが、それよりも速くボールは
ゴールに転がりネットを揺らした。



今までの出来事が嘘の様に攻め立てる日本代表。たった一人の選手の
存在がここまでチームを変えてしまうのか。

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2008年05月11日

2008年J1第12節 FC東京-柏レイソル 「Freezin football 身も心も凍るサッカー」

「UK Day」と銘打たれたこの日、それを知ってか知らずか空からは
シトシトと雨が落ちていた。まさに、不安定な天候になりやすい
そのUKの空の様に。
その湿りがちな空と同じ様に、ホームのFC東京もゲームを組み立て
られないでいる。今期から就任した城福監督が掲げる「Moving Football」は、今野曰く「10%もできていない」と言っていたが、
雨の中でその割合はもっと下がってしまった。



前半からFC東京、柏ともミスが頻発。スリッピーなグランドの影響
からか、お互いのパスが中々通らない。通らないというのは、
相手の守備で遮断されているのではなく、いわば方向、スピード、
タッチといったコントロールの部分において精度を欠いており、
つなぐ事が難しかったのである。



唯一カボレにボールが収まった時は、前を向くチャンスもあったが、
柏GK・菅野を中心とした守備に阻まれて、ゴールは遠い。
柏は、ポポ、アレックスというブラジル人2人でゲームメイクし、
また東京DFの不用意なミスもあってゴールまで迫ったが、
最後の部分で精度を欠き得点にはならなかった。



お互いのDFライン付近で、相手のミスによってボールを
奪い合うというお寒い状況で前半が終わる。隣の青赤ユニを着た
親子はその惨状に目を覆っていたのか、それとも寝ていたのか。

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2008年04月27日

2008年J1第8節 川崎フロンターレ-柏レイソル 「でも、まだ信じられない」

先週川崎フロンターレにまつわる大きなニュースが飛び込んできた。

「関塚監督辞任」

体調不良が伝えられ入院していた関塚監督が、体調の回復に専念する為
監督の職を自ら辞すると報じられたのだ。2004年に川崎を率い、
その年にJ1昇格を果たしチームをJ1に定着させただけでなく、2007年は
チームをACLに出場させる等、その手腕は高く評価されていたし、
その理論も的確なものだった。個人的には、日本人監督の多くが
4バックのシステムを採用する中で、3バックで結果を出してきたのが
凄い事だと思う。



その4年以上も川崎の為に尽力してきた関塚監督が、成績不振なら
ともかく体調不良を理由にチームを離れるのは、サポーターにとっては
非常にやるせない思いになった事だろう。だが、しかし彼らは下を
向くことなく、柏戦を「関塚監督への恩返し」として戦いに臨んだ。



4/16に行われたナビスコカップではジュニーニョのハットトリックの
前に0-3と沈んだ柏も心に傷が生まれた。今月日本代表候補に初選出
された茂原が、下着の窃盗容疑で逮捕されたのだ。彼は過去にも
神奈川県内の女性宅に不法侵入し結果的には起訴猶予処分となったが、
類似したイメージを想起させる事件を起こしており、「またか」と
いう二重の精神的ダメージをチームに与えた。



ショックを抱える両チームだったが、試合開始から積極的だったのは
川崎。中村が積極的にミドルシュートを放ち、リズムを作る。サイドは
左右の山岸・森が積極的に仕掛けて、柏をグイグイ押し込んでいく。
だが、決定的なシーンは中々作る事ができない。
川崎の調子のバロメーターは、どこで有効な壁パスが入るかと思って
見ているが、横パスは回るが効果的な壁パスが入らない。中央突破の
多い川崎にあって、これが決まらないと苦しい展開になっていく。

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2008年04月06日

2008年JFL第5節 横河武蔵野FC-ガイナーレ鳥取

Jリーグ準加盟を果たしたガイナーレは今シーズンに向けて、Jリーグ
経験者を多数補強した。元日本代表の小村をはじめ、湘南で10番を
背負った吉野、FC東京でU-18代表にも選出された小澤らは即戦力として
このチームに結果をもたらす事を求められた。
また、昨シーズンの途中から監督に就任したタイ人のラオハクルは、
その独自のコネクションで外国籍の選手を入団させた。JFLを
見渡しても外国人が4人も所属しているのはガイナーレだけである。



横河はそれとは対照的に、元Jリーガーも何人かはいるが、全選手
企業に就職して働きながらサッカーを続けている。2003年に会社の
同好会から発展解消してクラブチームとなり、当初は苦戦したが
古矢前監督が率いた4年という長期政権の下で2006年は6位になり、
昨年は横河でプレーしていた依田コーチが監督に就任し、7位に
終わったが一時期は優勝争いに食い込む活躍を見せただけに、
今シーズンもクラブチーム、アマチュアチームの雄としての活躍が
期待される。

それにしてもこの両チームの試合には因縁があるのは手元の
ガイドブックを見ればわかるだろう。33試合で12ゴールという不動の
ボランチだった原島と、前線の核だった大多和が今年横河から
ガイナーレに移籍。横河のサポーターは彼らの弾幕を逆さにして
吊るしていたのは、この移籍に対する彼らなりの答えだろう。



前半から試合は一進一退の攻防を続けていたが、組織的に構築されて
いたのは横河。高いプレスからボールを奪うと速攻。ガイナーレの
裏にボールをどんどん蹴り込む。鳥取のDFは裏に脆い。


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2008年04月03日

2008年J1第4節 東京ヴェルディ-ジュビロ磐田「新芽」

Jリーグを開催している一応今の職場から一番近いスタジアムは、
等々力陸上競技場になるはずだが、この日は川崎アウェイ
そうなると一番近いのは国立競技場となる。

約10分遅れで到着したため、ジウシーニョのゴールは見られなかった。
そもそもこの試合に足を運ぶモチベーションとすれば、昨年横浜FCに
いた平本や和田を見る事かなと事前には考えていたが、それを全て
取っ払っていった選手がいた。



それはディエゴでもなければ、成岡でもない。
東京ヴェルディの33番・河野である。今年東京Vユースから加入した彼が
右サイドで躍動する。磐田の選手をまさに手玉に取り、右サイドを完全に
支配していた。特に、玉の扱いの上手さやクイックネスの速さは、磐田を
完全に翻弄。
今にも得点が入るのではないかという、期待感があった。
グランドに立てば年齢は関係ないというが、18歳とは思えない
場慣れしたプレーを見せた。



この試合、ボールを支配していたのは、東京Vだった。ディエゴ、
レアンドロのコンビネーションは抜群で、彼ら二人だけで中盤を優位に
進めていた。ジウシーニョの得点以降、磐田は押し込まれて
ロングボールで逃げるので精一杯だった。
だが、東京Vは詰めが甘く河野のシュートもGK正面、CKからのこぼれ玉に
反応した富澤のミドルシュートもゴールを割れない。

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2008年01月31日

キリンチャレンジカップ2008 日本代表-ボスニアヘルツェゴビナ代表 「ケガの功名」

ケガの影響で前半のうちに退く事になってしまった巻選手には悪いが
彼が退き山瀬が登場した事で、それまで停滞していた流れが非常に
スムーズになった。



運動量豊富でボールを捌く高原と縦にと裏にと欲しがる大久保を、
前半は2トップの様な形で試し、俯瞰すると4-1-3-2と超攻撃的な布陣を
敷いていた。もちろんそれが全て良い方向に出た訳ではなく、
ロングボール一本でDFラインを掻い潜られて決定的なシーンにまで
持ち込まれたり、右サイドを突破されてヒヤリとするシーンもあった。



それにしても、ボスニア代表はメンバーを1/18の発表よりもかなり
落とし、若手中心で臨んできた。国際大会、それも所謂親善試合では
まま良くある事とは言え少し拍子抜けした感は否めなかった。
もちろんボスニア代表にもW杯予選に向けての思惑があるのだから
それを否定する気はないが、釈然としないものがあった。


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2007年12月10日

FIFAクラブワールドカップ2007 エトワール・サヘル-パチューカ 「星に願いを」

今年世界クラブワールドカップにアフリカ代表として出場を果たした
のは、過去2大会出場のアル・アハリではなく、そのアル・アハリを
CAFチャンピオンズリーグで下したエトワール・サヘル。

今年のアフリカ代表は昨年とは傾向が違う。昨年のアル・アハリは
アブトレイカという確固たる司令塔がいた。FKも蹴る、自分で積極的に
ゴールを狙う、守備もするという近代的な司令塔がいないチームは、
昨年と全く違ったカウンター主体のチームだった。36%というサヘルの
ボール支配率は単純に押し込まれていただけではなく、前半の
一部の時間帯を除いて低く構えた結果だろう。



ゲームはパチューカペースで進んだ。スペイン語で山ねずみを表す
「TUZOS」を愛称に持つパチューカは、元メキシコ代表カバジェロ、
左サイド・アルバレスが鋭く切れ込むだけでなく、チーム全体が高い
技術と連動性を持って、サヘル陣内を切り崩しにかかる。
それをファウルで止めるしかないサヘル。



いただけないのは、パチューカの攻撃。サイドもえぐるし積極的に
シュートも放つが決定力がなかった。CKからチャンスはあったが、
サヘルGK#1マトルティがスーパーセーブで掻き出してゴールできず。
ほぼ一方的にパチューカが攻めて前半終了。

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2007年12月08日

FIFAクラブワールドカップ2007 セパハン-ワイタケレUNITED 「贔屓」

日本人の気質が「判官びいき」だとしても、これだけ一方的なひいきは
中々見る事が出来ないだろう。3点リードされた後半のワイタケレは
日本人の圧倒的な応援を背に戦っていた。
一方的に判官びいきするしかない程技術的な差は大きかった。



前半3、4分と立て続けに得点したセパハンは余裕の試合運び。
イラン代表のナビドキア、カゼミをベンチで温存しても圧倒的優勢でゲームを進める。#7ババドラニを中心に、ボールを捌くスペースも
蹴るまでの時間もあった。



ワイタケレはラグビーが盛んな国ニュージーランドの選手が多くて
接点で強く、元ニュージーランド代表#5ヘイがセパハンの#13カリミを
吹き飛ばしたシーンは圧巻だったが、基本的にスピードがなく
スペースへのカバーリングに苦慮していた。



それでもセパハンは、2点リードした事でむやみに攻めるのを止め、
出来るだけ簡単な方法で点を取る事を考えたから、得点が生まれる
機会はなかった。

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2007年11月22日

北京五輪サッカーアジア最終予選 日本代表-サウジアラビア代表 「悲しき祝砲」


オシム日本代表監督が脳梗塞で倒れた。その直後のベトナム戦で、
五輪代表は0-4と完勝し、最終節サウジアラビア戦を迎える。
目下のライバルであるカタールがサウジアラビアに敗れた為、この試合
勝利した方が北京五輪に進む事になった。



病に伏せているオシム日本代表監督の為に「勝っていい報告をする」が
合言葉になり、五輪代表チームはモチベーションが高まっている様に
見えたが、いざ試合が始まってみると元気なのはサウジだった。
3-5-2にシステム変更した日本代表のサイドの裏のスペースを狙って
くる。





開始早々右サイドからのシュートでGK西川が弾いたボールを、サウジの
アルゴワイニムが再びシュートを放つが、青山敏が身を挺して止めた
シーンはその象徴だった。
日本の方が技術も高いし速いが、クロスの精度とセンスに欠けており
ゴールのにおいすらしない。それならばと、チュンソンがミドル
シュートを放ったが、それもゴール左に逸れた。

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2007年11月11日

2007年J2第49節 東京ヴェルディ1969-ベガルタ仙台 「ASHES」

後半32分東京V・服部のクロスに、ディエゴが得意の左足を振り抜く。
このボールは、小雨でふんだんに水気を帯びておりよく転がった。
仙台GK・林が横っ飛びするが、僅かに届かない。ボールはゴールの
左隅に吸い込まれた。東京Vが1-1の同点に追いついた。



この直前から何度も波状攻撃を繰り返していた東京Vのゴールを
期待していたサポーターからこの日一番大きな拍手が巻き起こった。
仙台にすれば、逃げ切りを考えていた作戦が灰になった瞬間だった。



前半9分、萬代とのパス交換で抜け出した梁がミドルシュートを放つ
とこれがそのままゴールに突き刺さった。DFが待つか仕掛けるかを
迷ったポジショニングで出来た僅かなシュートタイミングを逃さず
捉えたもの。1試合多いとは言え、勝ち点で5差ある仙台には願っても
ない先制点となった。





この試合仙台が勝利すると1試合多くて勝ち点が2位のヴェルディと
2差になる。自力自動昇格を得る事ができる。仙台は前半、長身の
萬代に徹底的に放り込む戦術を敷く。また萬代はこの戦術を覚悟して
いたのだろう、その役割をこなして前線でポイントを作る。
東京V・土屋が「少し堅かった。」と語った様に、全体的に選手の
足元がおぼつかず力負けし、セカンドボールを拾えず仙台が
ペースを握る。



そして9分で先制する。ただ、仙台はここからもう1点取るのか、
守りきるのか曖昧になりかけた。体力がある前半だから、東京Vの
強力な2トップであるフッキ・ディエゴには複数でマークにつき
自由にさせなかったし、幾度かあったピンチも凌いだ。
だが、前半も中盤を過ぎると徐々に東京Vの両サイド廣山・飯尾が
ボールを触る回数が増え、仙台ゴールが脅かされる様になった。

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2007年10月25日

2007年Kリーグ FCソウル-浦項スティーラーズ「幸せなら手をたたこう」

私はこの試合が始まる前から、胸に熱いものがこみ上げていた。
ワールドカップスタジアムに初めて足を運んだ感動だからではない。
磐田にいた金珍圭を見た事でもない。



横浜FCサポーターなら誰でも知っているであろう、
「幸せなら手をたたこう」をFCソウルサポーターも歌っていたのだ。
FCソウルの応援歌的な存在で、オーロラビジョンにイメージ映像を
この曲をBGMで流しているので、どちらが先なのかは類推できるが
初めて来た私の様な人間には衝撃的だった。
しかも、この8/29は横浜FCの高木監督が解任され、ジュリオレアル
新監督になってまだ2日目、前日の清水戦では敗戦を喫していた。
その中で、まさに故郷を思い出す歌は自分の心に大きく鳴り響いた。



日本からの旅行者にとっては、どちらでもいいはずの試合をFCソウル
寄りに見始める自分がいるのがわかる。歌や応援の迫力というのは
こうしたところに現れる。普段の観客だけでなく、どちらでもない
立場にいる人を引き込む魔力がある。



その試合だが、浦項(ポハン)が押している。元仙台のシュウェンクが
いて、彼がボールを上手く引き出していたのが印象的だ。
ただ、カウンター一辺倒で厚みという部分では、迫力に欠けた。



FCソウルの外国人は、#11のドゥドゥはブラジル人らしく前線で
巧みなボールコントロールを見せていたが、ポルトガル人のリカルドは
ポジショニングが悪く、ボランチは4-4-2なのに1人で戦っていると
感じていたら、そのリカルドがハーフウェイ付近から蹴ったFKが
直接ゴールに入ってしまう。鮮やかなFKというよりは、前線に蹴ったら
味方FWと相手DFが交錯して、GKがボールを見失ってしまったもの。
だが、先制した事でFCソウルがゲームをコントロール。

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2007年10月02日

2007年U-17W杯 グループF ドイツ代表-トリニダード・トバゴ代表 「カイシャク」

予選リーグ突破を確実にしたいドイツはこの試合、大爆発の5得点。
開始5分で#19ブロハンメルがカウンターで飛び出して先制すると、
その後はやりたい放題で、前半に4点を決めて試合も決めてしまった。
ドイツは#10クロースを始めとして先発選手を前のガーナ戦より
5人以上交代させたが遜色のない出来で、層の厚さがうかがえた。




この試合主審は西村雄一氏。相楽さんと私を合わせて日本人は3人か。

それよりもトリニダード・トバゴ代表の拙さが露呈した試合だった。
CKからの失点では、GKが飛び出すが目測を誤り頭の上を越された
ばかりか、その後ろにいたドイツ代表の選手とは誰も競っておらず
フリーの状態でヘディングを許してしまった。一般的に
CKからの失点の多くは、マークを振り切られたり、競り負けたりと
いった理由だが、トリニダード・トバゴはマークを教えるところから
始めなければならない。



ディフェンスが限りなく不安定ならば、攻撃側も怖くて前にいけない。
実際、#9マウンドは左MFだったが、守備時には左SBに入ってしまい、
4バック+左右のMFで6バック状態だった。こうなると攻撃時には押し
上げられなくなり、左右の選手の疲労は前半から厳しいものになる。



結果的に後半ロスタイムにFKから失点を許してしまい、5-0の敗戦で
トリニダード・トバゴは韓国を後にする事になってしまった。
ただし、彼らは不運だった事も考えなければならない。
同じ組に準決勝まで進出したガーナ、ドイツがいて、コロンビアも
ベスト16で優勝したナイジェリアに2-1と健闘している。
これらの強豪がいた事は、考慮する余地はあるだろう。

http://www.fifa.com/newscentre/videos/player.html#ch=u17&id=581664

3戦全敗で予選敗退となったトリニダード・トバゴだったが、
いくつかの収穫はあったと思う。ガーナ戦・コロンビア戦に出場した
GKサムエルは反射神経も良く、失点数こそ5だったが彼がいなければ
10はあったかも知れない。ポジショニングの精度が高くなれば
面白い存在になるだろうか。



そしてもう一人。

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2007年09月17日

2007年U-17W杯 グループD 日本代表-フランス代表 「仏の手のひら」

前半44分、柿谷が相手ボールをカットしハーフウェイライン付近で
前を見てGKの位置を確認すると、シュートを放つ。滞空時間は
約4秒という超ロングシュートはフランス代表GKゴルゲリンの頭の
上を抜きゴールに吸い込まれた。前半からポゼッションを握られ、
フランスの猛攻に耐えたご褒美がこの一撃となった。
距離、スピード、角度、どれをとっても申し分ないゴールで、
また前半間際という時間帯も素晴らしかった。



前半はフランスが日本を押し込んでゲームを進めたが、GK廣永を中心と
した守備陣が左右に振られながらもよく耐え失点を許さなかった。



日本はこの試合はどうしても負けられなかった。引き分け以上で
決勝トーナメント進出の可能性が非常に高くなっていたが、
フランス代表が勝つとその目は閉ざされてしまう。
勝たなくてはいけないフランスが、後半から積極的に動き出す。



46分、49分と立て続けに選手交代。フランスはこの試合の前に
予選リーグでハイチと対戦し、まさかの引き分けに終わっており、
もう二の轍は踏めない。



後半になって、日本ははっきりと運動量が落ちてきた。
前半から走らされてオーバーワークになっていた。リードこそ
しているが、その差は無いのと同じ。徐々に自陣でボールを
奪われ始め、相手ゴールまで運ぶ事も困難になっていた。



日本代表は#15大塚に代えて、#14河野を投入するが試合の流れは
フランスにある。サイドの選手を一人代えただけでは流れは
取り返せない。
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2007年09月10日

2007年U-17W杯 グループB イングランド代表-ブラジル代表 「呪縛」

前半18分ハーフウェイラインやや前方からブラジル代表#17タレスが
蹴ったFKがそのまま大きな弧を描いてゴールに吸い込まれるのを
見た時、5年前の記憶が甦ってきた。





そう2002年W杯のブラジル-イングランド戦のあのシーンだ。
後半5分ロナウジーニョがハーフウェイライン付近から蹴ったFKは
イングランド代表GKシーマンの頭上を越すループシュートとなって
ゴールになり、そしてそれが決勝点となってブラジル代表は勝利した。
あの日からイングランドとブラジルはワールドカップの場で対戦を
していない。この日のゲームの先制点はまるであの日の続きにすら
感じさせてくれた。



予選リーグ突破が既に決まっているブラジル代表はペースを落とし、
相手の様子を見る様に落ち着いてゲームを進めていた。イングランドは
引き分け以上が決勝トーナメント進出への条件で、同じ様にブラジルの
出方を窺いながらスキあらば勝利という安全圏を狙っていた。
ところが両者のその思惑を壊したのは先制点だった。ブラジルが
得点を挙げた事でゲームは熱気を帯びていく。決勝トーナメント進出が
既に決まっているブラジルに、屈辱的なロングシュートを決められた
獅子が眠りを覚ましつつあった。





右サイドに開いたFW#10モーセスは何度も突破を図りブラジル守備陣を
脅かし、中盤では#4ランズバリーがポジショニングの良さで相手の
攻撃の芽を摘み取るだけではなく、機を見ては前線に顔を出して
精力的に動いていた。
勢いの出てきたイングランド代表はブラジル代表を押し込み、前半44分
ブラジルのハンドからPKを獲得し、これをランズバリーがきっちりと
決め同点にして前半を終了する。

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2007年09月03日

2007年U-17W杯 グループF トリニダード・トバゴ代表-コロンビア代表 「規律」



正直な話、トリニダード・トバゴは厳しいグループに入ったと思う。
緒戦でガーナ代表に1-4と完敗を喫し、そのガーナ代表をドイツ代表は
2-3と退けたのだ。コロンビア代表は緒戦でそのドイツ代表と1-1で
引き分けている。単純にはいかないが、頭の中では
トリニダード・トバゴ<ガーナ<ドイツ=コロンビアとなっていた。
そして行われた予選Fグループの第2戦でも悲劇は繰り返された。



コロンビアの巧みな攻撃の前に、対処が混乱している。
特にスペースを埋められずコロンビアのスルーパスが面白い様に
通ってしまう。ディフェンスの基本はチャレンジ&カバーだが、
チャレンジはしてもカバーしないからこぼれ球が拾えない。



盛り返す時間帯はあったが、今度は押し上げがないから単発になるか
孤立して囲まれてボールを奪われカウンターに遭う。だがこの日
先発した#21GKグレンロイは素晴らしいセーブを繰り返し、
このまま行けばもしかしたら引き分けが拾えるのではないか。
だがそう思った自分の甘さが原因だろうか、22分に好セーブでCKに
逃れたが、その直後のCKから失点。



マークをしている選手がおらずフリーで飛び込まれたものだった。
ペナルティエリア内でほぼ同数で守り、ギャップを突かれての失点。
失点してキャプテン・#6ポールは怒りを顕にしたが遅い。

前半は良く0-1で折り返したと思う。シュート数で4-17なのだ。
中盤を支配されるだけでなく攻め手が#10ノックスのドリブルに
頼るサッカーでは、コロンビアには通用しない。

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2007年09月01日

2007年U-17W杯 グループF ガーナ代表-ドイツ代表 「青春の日々」

私が日本を出国した8/22はちょうど夏の甲子園の決勝が行われた。
甲子園の魅力の一つにトーナメントが挙げられる。全国各地から
4000近い参加校がある中で、その夏一回も負けなかった高校が
夏のチャンピオンになる。その一戦にかける思いはリーグ戦よりも
遥かに重くなる。負ければ、その時点で彼らの夏は終わるのだから。


チョナン スポーツコンプレックス


ガーナ代表の練習風景

また高校生の大会であることも魅力の一つだろう。男子においては
精神のまだ成長途上にある高校生の時期の試合は、波乱も多く
ドラマチックな展開になるケースが他と比べて多い。
終盤の逆転劇、一つのミスからの大量失点、勢いに乗って勝ち上がる
高校、高校生のトーナメントだからこそ起こりうる要因である。





U-17ワールドカップに出場している選手は、海外の選手を始め
肉体的に大人と見栄えこそ変わらないが、精神的には甲子園に出場
している高校生と大きく変わる事はない。
ガーナ代表とドイツ代表の一戦も高校生同士の白熱した戦いになった。



この試合ガーナ代表側で見ていたからそうのなか、ガーナ代表への
声援が大きい。特に緒戦のトリニダード・トバゴ戦で2得点を挙げた
#10オセイへの声援は大きかった。
だが、前半オセイにボールがほとんど渡る事はなかった。
ドイツにプレスにボールを奪われてサイドに展開され防戦一方となり、
前半5分には中央を飛び出されて#20ビガルケにゴールを決められる。
CBのポジションが曖昧でその間隙を突かれた。


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2007年08月13日

2007年北京オリンピック最終予選 日本女子代表-タイ女子代表「扉」


五輪出場を決めている日本女子代表にとっては、9月に中国で行われる
ワールドカップに向けて控え選手の試合勘を得つつ、新しいものを
試す格好の試合となった。

開始30秒で大野がドリブルで相手を振り切ってミドルシュートを決め、
テストというモチベーションの上がらないチームに高揚感を呼び
起こすと、その後はタイの粘りになかなか追加点が奪えなかったが
前半30分に永里、45分に柳田、前半ロスタイムに澤が決め、
前半だけでゲームを決めてしまった。

P1190062.jpg

後半になると宮間を右SBで起用する等、新しい布陣を試したが、
後半はチャンスを幾度も迎えながら得点はCKから阪口が決めだけ。
5-0で勝利こそしたが、フラストレーションのたまる試合となった。

オフサイドを取られる事18回。ボールが全体的に落ち着かなかった。
タイ女子代表はラインを高く取り、中盤の運動量が高く、技術や
判断の面で日本に劣っている部分はあったが、いやらしい戦いを披露。
DFラインは若干裏への対応や、競り合いに弱さを見せたが、
中盤はしつこく守り日本女子代表の焦りを誘っていた。

P1190179.jpg

日本女子代表はこの後壮行試合を2つ行って中国に入るのだが、
タイ女子代表にサイドを崩す形が少なく、ラインを高くとって
中盤でプレスに来る相手に苦戦を強いられた。
ワールドカップでの日本の戦いに不安が過ぎる。
収穫は、どこのポジション、センターもサイドもMFで入れる原が
機能していた事だろうか。さすがにワールドカップで先発の出番が
あるとは思えないが、特に攻撃的なポジションや指向を求めるなら
彼女の出番はありそうだ。

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2007年06月22日

2007年J1第16節 FC東京-ヴァンフォーレ甲府 「茂原劇場」

茂原は退場するのではないかと後半の半ばから感じていた。
前半はFC東京、後半は甲府とくっきりとわかれていただけに、
攻勢の中だった甲府が茂原を失ったのは痛すぎた。
時間は残り5分程度だったが、茂原は甲府の攻撃の要。
リチェーリを失ったFC東京とは重みが違った。

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茂原は「人を使って自分も使われる」タイプだが
リチェーリはどちらかというと「使われる」タイプであり、
実際にリチェーリがイエローカード2枚をもらって退場しても、
FC東京はカウンターと戦い方をはっきりさせた為に、
攻撃力は1人いないのだから多少劣るが途中交代で入った栗澤らが
長い距離を走ってカバーしている部分もあった。
そしてリードしているという精神的に優位な点もあった。

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対して茂原は甲府の柱であり、しかも交代枠を全て使い果たした後の退場は、
甲府から気力を奪い去ってしまい、茂原退場後は同数にも関わらずFC東京に
弄ばれてしまった。チームの戦術に欠かせない選手はどこのチームにでも
いるのだが、それが甲府は茂原だった。

そして、甲府の追い上げも届かずFC東京が2-1で逃げ切った。

ただ、彼に同情できる部分はある。

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タグ:J1 FC東京 甲府
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2007年06月07日

北京五輪サッカーアジア2次予選 U22日本代表-U22マレーシア代表 「平日ナイター1000円」


私は前回のホームで行われた2次予選のシリア戦でこう言っていた。

「私は五輪代表は不人気で構わないと思っている。
この世代の活躍程度で客を集められると思って欲しくないからだ。
大体世代別代表のしかも最終予選でもない試合の
メインスタンドが6500円というのはJリーグの多くのチーム
の金額よりも高い。「夢」というなら全席自由で2000円で
開催すればいいのだ。20代そこそこで、外車を乗り回す程
甘えさせてはけない。」と。

そして、今回自由席は1000円になったが、結局その額面通りの戦いしかできなかった。

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このゲームを見て満足できた人間はどの位いるのだろうか。
観客の多くが、スタメンとの差を感じてしまったに違いない。
アウェー香港戦からスタメン11人全てが入れ替わり、新戦力や代表から
長いこと離れていた選手等を再招集し、最終予選に向けて選手層の底上げと、
再確認をする目論見が全く外れてしまった事になる。

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タグ:サッカー
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2007年06月04日

2007年北京オリンピック最終予選 日本女子代表-韓国女子代表「シナリオ」

結果からすると6-1の圧勝だったなでしこJAPAN。前半に4点もの
大量点を挙げると、後半にも2点を挙げて完全勝利と言えるが、
果たしてそれだけで片付けられる内容だったのか。
そう言えない場面も多くあった。

得点は大量に挙げたが、韓国DFがマークを外し完全にフリーになって
決めたものが何本もあった。韓国代表の技術が低いだけで、
決してなでしこJAPANの選手達の力だけではなかった。
世界の上位チームとの対戦で、ファーサイドにクロスを上げて
フリーで折り返して、それをフリーで決めるというコンピューターゲーム並の
「シナリオ」通りの得点シーンはいつも期待できる訳ではない。

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それともう一つ気になるのは、やはり「澤頼み」の点。
裏に抜ける動き、スペースへの飛び出し。これらが見えているのは
澤だけであり、未だ澤依存症は抜け切れていない。
荒川や大野が引いて下がった時にできる背後のスペースに走りこむ選手がいない。
3人目の動きをしているのも澤、そこにパスを出すのも澤が担っており、
サイドにボールを展開して単に中央にクロスするのだが、
それが面白い様に脆弱な韓国DFを弄ぶ姿を見て楽しんでしまうが、
課題は見え隠れしている。

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2007年04月30日

2007年J2第12節 湘南ベルマーレ-モンテディオ山形 「はるかぜ」

「まぶしい陽射しの中に あの頃の匂いがした
柔らかい微笑み 今にも帰って来そうなくらい
名前を口にしなくなってどれくらい経ったのだろう
置き去りの想いはまるで伝わないまま」


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昨年横浜FCから戦力外通告を受けた北村知隆は、懸命に
山形で戦っている。J2という昨年まで何年も味わった匂い、
所属する山形は奇しくも青と白を纏うサポーターが詰め掛けた。
何も変わらない彼のプレーを見ていると、明日にもまた
横浜FCの練習で内田に弄られている姿が思い出される。

横浜FCがJ1に昇格して、久保・奥と話題は新加入選手の事になり
北村の事はどこか遠い昔話の様に出てこなくなってしまった。
当然といえば当然ではあるが、横浜FCが不振に喘ぐ状態で
あれば、冗談の一つに出てきてもおかしくはないと思うが。

「それでも迷いながら僕たちは
絶え間ない日常の中にある
本当の宝を探しにゆく」


でも、彼の事を今でも大切に思っている人がこの平塚陸上競技場の
アウェイ側に結集した。それが彼らなりの意思表示だった。

「行く先も決めずに二人で白い電車に飛び乗った
このまま永遠にどこかへ行けそうな気がした


スーパースターではないかも知れない。代表選手になる事も
昨年のままでは厳しいだろう。でも、ずっと引退するまで
横浜FCの中心でいて欲しいと思っていた。

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"ありがとう"も言えずに それがあたりまえの日々だった
君を失う事なんて思いもしないで」


サッカー界では戦力外通告なんて当たり前だけど、
「ありがとう」の一言も言えないまま遠くに移籍してしまった。

「どんなに辛い時や不安な時も
飾らない君の何気ない言葉
それだけでいつも強くなれた」


彼はサポーターと対応する時はいつも穏やかだ。そして、その
言葉の一つ一つから彼の素直な心がにじみ出てくる。その笑顔だけで
チームの成績が悪い時でもどれだけ多くの人の心が癒されたのか。

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タグ:湘南 山形 J2
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2007年04月22日

サッカー関東リーグ2部 FC町田ゼルビア対Y.S.C.C 「新しさ」

昨年関東2部で優勝し昇格したFC町田ゼルビアが、昨年関東1部で
優勝したY.S.C.Cをホーム町田陸上競技場に迎え撃った。
昨年までの2トップだった加賀山、竹中をこの試合負傷など欠き、
1年目にしてチームの柱だったボランチ・高杉がJ2・愛媛FCに
移籍してしまった為、チームの柱を最初から作り直す事になった。

加賀山の代役は、駒澤卒のルーキー舩山。大柄の舩山が
前線で身体を張ってボールキープをしようとするが、
上手くいかず、前半はY.S.C.Cが良いリズムでゲームを進める。

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また、中盤に入った石堂・柳崎も上手くボールに絡む事が
できず、4-3-3のシステムの前線は前半全く機能せず、
酒井の奮闘が目に付くばかりだった。
谷川の大きなサイドチェンジは影を潜め、津田のオーバーラップを
フォローする選手も少なかった。

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また、ディフェンスラインも不安定そのもので、#27山アは
相手FWに前を向くことを簡単に許し、GK白子のファインセーブが
なければ失点を覚悟するしかなかった。

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2007年04月16日

2007年関東サッカーリーグ2部 厚木マーカス-与野蹴魂会 「日曜のパパも光ってる」

昨年に続いてしんよこフットボールパークで開催された
ほの暗い中での関東サッカーリーグ。関東リーグに長年在籍して
いる厚木マーカスと初昇格の与野蹴魂会の対戦は、今後のお互いの
力関係を計るのには絶好のものとなった。

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これは厚木マーカス

序盤から昇格組とは思えない自分達のサッカーを与野蹴魂会は
披露する。ワンタッチで繋ぐ速い攻撃から生み出される
サイド攻撃は、動きの鈍い厚木マーカスの守備を掻い潜り
幾度も突破する。

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サイドを広く使い、ダイレクトパスで攻撃を仕掛けていく与野。
ただ、現職自衛官であり身体を鍛える事が半ば仕事でもある
厚木の選手達はそれを最後の場面で跳ね返す。
厚木のサッカーは力強いの一言。与野の選手が幾人かでチェック
いってもそれを振り切る力を持ち、与野は中盤では2人で
マークに行くことになる。そうすると厚木は選手を一人余らせ
る事ができるので、サイドに展開してゲームを作れるが、
あくまで中央突破に拘ったので、得点の気配はなかった。

しかし、試合は前半19分に動く。与野が押し込んでいたが、
厚木がカウンターで一気に前線へ。このボールに反応したのは
11番須田。与野DFが身体を寄せているのもものともせず、
前に出てきたGKの頭上を越すループシュートで厚木が先制する。

ここから初昇格のチームだからと言って与野は浮き足立つ事は
なく、じっと自分達のサッカーを続け得点にこそ繋がらない
ものの、激しい厚木のマークを上手くはずしサイドからの突破を
繰り返す。
前半ロスタイムには、左から切り込んで放ったシュートは
ゴール右隅を捉えたが、厚木GK蛭田のセーブに阻まれたシーンは
失点したが、勢いは与野にあることを見せ付けていた。

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posted by おかき at 03:07| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月07日

2007年北京オリンピック最終予選 日本女子代表-ベトナム女子代表「撫子の新芽は未だ見えず」

後半28分に酒井が、右FKの零れ玉に反応しシュートを決めた。
圧倒的に押していた日本女子代表の勝利はこれで決定的と
なった瞬間だった。
観客の多くも1-0のまま終わってしまうのではないか、
あるいはカウンターで何かの拍子に失点して同点で終わって
しまうのではないか、そういった悲壮感が漂う中でのゴールだった。

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この日のベトナムは格上の日本相手にカウンター狙いの
サッカーを展開するが、攻め込まれるシーンは左サイドを
何度か攻略された以外はほぼ皆無。
その位日本が圧倒的にボールを支配していた。
ただ、ベトナムの守備を引きこもると表現する事はできない。
日本の攻撃陣が苦労していたのは、PAよりも10M以上も
前方のフィールドだ。

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日本は余裕がありすぎた。だから、後ろでゆっくり回して
自分達でリズムを悪くしていた。PAよりも前で備える相手の
DFラインの裏にはスペースは広がっているのに、誰も飛び出さ
ない。前半最初に大野が飛び出して磯崎が長いボールを入れたが、
単発に終わり中盤の酒井、宮本のボールタッチが多くなる
ばかりで、宮間や安藤の役割がはっきりしない。
躊躇している中盤は困れば、澤に預けるだけになる。

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また、「より攻撃的にというか、そういう狙い」と大橋監督が
起用した宇津木のミスも流れを悪くしていた選手の一人。
ワールドカップ出場を決めたアウェイのメキシコ戦でも、
ミスを繰り返し相手の起点を作らせてしまい交代した宇津木は、
格下のベトナムにもドリブルで置き去りにされる等ミスを重ねた。

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posted by おかき at 23:30| Comment(1) | TrackBack(0) | サッカー観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月29日

北京五輪サッカーアジア2次予選 U22日本代表-U22シリア代表 「鉄槌」

後半30分過ぎ。日本代表・水野がトラップミスをして、
相手ボールのスローインにした時、私は舌打ちをした。
「水野、お前もか。。。」と。

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試合内容は明らかに日本が上を行っていた。水野、本田圭、
家長らがサイドを広く使って飛び出してくる。
シリアは、粘りを見せるがサイドからのクロスを殆ど
止められずにいたし、日本の選手を離しすぎていた。

日本の前半の得点は、そのバイタルエリアの緩いプレスを
切り裂く様に、家長が決めたもの。シュートを放つ前に、
目で視野を十分に確保でき、キレイなフォームでシュートを
打つ時間があれば、得点の可能性は高くなる。

そして、その8分後の24分。右サイドの水野のFKを
平山が合わせて追加点。マークは振り切られて、フリーの
状態でのシュート。

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イタリアを撃破した事もあるシリア代表と事前に聞いていたが、
その面影はなく、日本代表に縦横無尽に走られる。
しかし、それも前半までだった。

後半になると日本代表は、点差とプレーしている者が得る
相手の実力の感触から、簡単なプレーが増えてくる。
ここで一旦はシリアの流れになる。
ピンチらしいピンチまではいかないが、パスミス、パスカット、
形だけの追いすがった様な弱いプレッシャーを振り切られ
自分達でリズムを壊してしまう。

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シリアにサイドを握られてクロスを挙げられたが、
その精度の低さでそれを切り抜けた時に、日本に追加点が入る。
途中交代で入ったカレンのパスに、オフサイドギリギリで
平山が抜け出し、出てきたGKの動きを良く見て
ゴールに流し込み3-0。
勝負あったというよりは、やっと追加点かという印象だ。
結局このまま試合は日本代表の勝利。次のアウェイでの
シリア戦に弾みがついた。

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posted by おかき at 01:10| Comment(0) | TrackBack(1) | サッカー観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする