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2010年04月19日

2010年J2第7節 横浜FC-ロアッソ熊本 「自滅」

後半23分熊本に許したオウンゴールは、その直前に西田が1-1の同点となる三ツ沢初ゴールを決めて勢いに乗りかけた横浜の流れを奪い去った。単純な逆転ゴールという以上に、その時間、その状況での失点は横浜にとって大きなダメージをもたらした。
3連敗中の横浜は与えてはいけない場面で失点を喫し、それが結果的に決勝ゴールになっていた。(尤もゴールを与えていい場面などないが)



こういったゴールで意気消沈し敗戦のタイムアップを待つ事になってしまうのが、今の横浜の現状だが千載一遇のチャンスを迎えたのが後半28分。右からのクロスボールでの対応時に熊本・市村がファウルを犯して、横浜がPKを獲得。ボールを蹴るのは大黒。

これを落ち着いて決めてネットを揺らすだけのはずが、1994年W杯のロベルト・バッジオのPKか、はたまたユーロ2004でのベッカムのPKか、バーの上を大きく越してしまうミスキックで同点に出来ず。



その後、迎えたチャンスで西田のスライディングシュートは美しかったが、熊本GK南が正面でキャッチ。足掻く横浜を尻目に熊本は、まるで2006年の私達を見る様にしっかりと2つのラインを形成して守り固めて、横浜の侵入を許さなくなっていく。

それどころかリードされているのに、自陣深くでボールを回さざるを得ないプレーを繰り広げる横浜。力なく蹴ったボールが熊本の壁に跳ね返された時、ロスタイム4分が終わり試合終了の笛が鳴った。

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2010年04月12日

2010年J2第6節 ジェフユナイテッド千葉-横浜FC 「秋・襲・蹴、そして、、、終」

昨年J1から降格した千葉で最も危険な匂いがしていたのは、谷澤でも巻でもネットでも工藤でもなかった。ガンバ大阪から加入した倉田秋だった。昨年の宮崎での練習試合でじっくり見せてもらったが、足元の巧さは非凡なもので「二川2世」というあだ名は伊達ではない。



その倉田が千葉に移籍。将来を嘱望されながらも出場機会に恵まれず、武者修行の為に千葉への移籍を決断したのだろう。その彼の強い気持ちがJ2に降格した千葉の2010シーズンのファーストゴールになった。



もう一人、ガンバの中盤を背負っていくだろうと目されていた男がいる。寺田である。彼もガンバの分厚い中盤の選手層の前に、ポジションを勝ち取る事が出来ず、横浜への移籍を決断。未だゴールこそないが、ターンやフェイントの鋭さ、ボールタッチの柔らかさは素人が見ても際立つのが分かる事だろう。



この二人の対決が見られるのかと思うと正直、横浜-千葉という戦い以上に興奮するものがあった。(それは一種のガンバのサッカーへのリスペクトもあるのかも知れない。)

ところがその二人の頭を超える空中戦が前半では主戦場。両チームが相手の様子を窺うかの様にロングボールを、千葉はネット、横浜は難波目掛けて蹴り合うだけの非常に退屈な戦いだった。前半開始直後はやや横浜の選手が前を向いて仕掛けるシーンもあったが、徐々に千葉が流れを掴んでいく。ボランチで先発した高地はポジショニングに戸惑い、工藤、山口、倉田のパスを簡単に許してしまう。

前節の敗戦を受けて横浜・岸野監督は中盤の選手に変更を加える事を示唆し、その方法として高地・根占というボランチのコンビを選んだが、攻守共々殆ど機能しなかった。

やや横浜が押され始めた時間帯の中でのプレー。柳沢がロングボールの処理を誤り不用意にバックパス。これをシュナイダーがクリアするよりも早く、倉田のスライディングが襲いボールを前に転がし、素早く立ち上がった倉田が無人のゴールにボールを転がし千葉が先制。



試合後のインタビューで倉田自身が語った様に、相手のミスに諦めずに飛び込んだ事がこのゴールを生んだ。横浜は柳沢のミスも拙かったが、クリアするに当たってシュナイダーは膝から下をボールに向けていない。それではボールが前に転がるのは当然。事実ゴールされた時にも接触された素振りはなかった。足をかばったのか、PKを怖れたのかは当人しかわからないが、GKとして勇気のないプレーだった。

監督の肝いりで加入した元鳥栖組の選手がミスを重ねて失点し、チームも意気消沈したままだったが、前半を何とか0-1で乗り切った。

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2010年04月05日

2010年J2第5節 カターレ富山-横浜FC 「それでも朝日はまた昇る」

とうとう富山に夜明けが訪れようとしている。朝日の光を浴びる様に。前半33分。中盤でボールを奪うと朝日がドリブルで独走して3対1の数的優位に。走りこんだ苔口にラストパス。一度は渡邉が苔口のドリブルを止めたが、転がったボールを押し込まれてしまった。3対1になった時に失点はほぼ覚悟出来ていた。



だがその直後の前半40分には、数的不利ではなくスローインからのリスタートで朝日に左サイドを一人で突破されシュートを許し、こぼれ球を黒部に押し込まれて2-0。それまでの3連敗がまるで嘘の様な目の覚める得点だった。

ここ最近横浜は先制されてしまった後の対応が非常に拙い。気持ちを切り替えたいが、経験のある選手が少ない分だけどうしても建て直しが効かない。
そして追い込まれる様に後半開始から選手を交代させて、リスクを負って攻撃に出る事を強いられてしまう。



朝日で目を覚まそうとしている富山と対象的にまるで前半は眠っているかの様な横浜。相手陣内深いところまでボールを運んでは、右往左往する姿は何度も寝返りをうつ姿とダブった。

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2010年03月29日

2010年J2第4節 横浜FC-徳島ヴォルティス 「ウズウズ」

この試合内容にどれだけの人が納得できたのだろうか。主審のジャッジはともかく、それ以上にこのチーム自身でのミスも多すぎた。特に自分達に流れがあった後半29分の徳島・津田に与えたゴールは、勝者になる権利を自ら放棄する様な失点で、これでゲームの行方が見えつつあった。



後半25分徳島GK日野が警告を受ける。負傷で倒れていたはずの彼が主審の笛がなったと同時に起き上がった。審判を欺く行為だった。そのカードが本来は自分達の勢いを加速させるはずが、逆にガス抜きになったのか相手のカウンターをファウルで止め、そのFKからゴールを許す。相手と戦わずまるで主審と戦っていた様に映る。サポーターの心の中が疼く。



前半横浜が攻勢の時間帯が続いた中で、相手に与えたPKから今季初失点。PK自体はともかく、渡邉の緩慢な守備は開幕戦で私が指摘した通りの動き。先制してやや引き気味に守備をとる徳島の前に、動いてボールを引き出す事が出来ずバックラインでボールを回して、最後はロングボールを愚直に放り込むしか出来ない。

横浜としてはシンプルに中盤でボールを繋げば良かった。徳島のボランチ青山と濱田は守備がやや軽く、サーレスや寺田のシュートは彼らを振り払って放ったもの。左サイドの田中はサイドでボールを持ちすぎた挙句奪われ、徳島のカウンターの起点になっていた。

前半全く褒められない内容。ウズウズしなかったか?身体は疼かない?それは寒さから来るものではなく、プレーの質が低い事からだった。

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2010年03月08日

2010年J2第1節 横浜FC-ギラヴァンツ北九州 「雨中のファンタジー」

今年の横浜がシーズンを迎えるに当たって、いやシーズンを通しての課題になるだろうテーマ。それは「融合」だ。岸野監督を新監督に迎えた横浜は、岸野監督が昨シーズン率いていた鳥栖から多くの選手を補強。それに留まらず東京Vからは元日本代表・大黒が移籍。所謂「鳥栖組」「移籍組」そして昨シーズンから横浜に所属する「横浜組」の融合がなければシーズンは戦えない。



まるで昨シーズンの最終戦を引き摺る様なしとしとと降り続く雨は、昨年の悲劇的なシーズンの呪縛を私達の心にいつまでも刻みつけようとしつこいまでに付きまとう。

以前から横浜に所属していた選手が2人で、残りは移籍してきた選手という顔ぶれが一新された横浜のスタメンを見て複雑な感情を抱いているサポーターも多いのだろう。まるで自分が過ごしてきた時間を否定されているのではないか。前半開始から決定機らしいシーンは殆どない。中盤である程度ボールは握れても追い越す動き、当てて引き出すという連携を必要とするプレーは生まれない。ぎこちないプレーの連続。冷たく降る雨が昨年の悪夢でサポーターの興奮を冷ましていく。



それを振り払ったのは鳥栖組の高地。クロスボールに北九州・河端が足を滑らせて対応を誤り、裏に走りこんでいた高地にボールが渡ると、慌てて飛び出してきたGK水原との1対1をフワリと浮かせたボールで流し込んだ。その直後、彼の周りには選手みんなで大きな輪が出来上がっていた。

たった一つのゴールがもたらす一体感。それはサポーターも同じだ。心のわだかまりは薄まっていく。目の前に戦っている選手こそが、「横浜組」なのだ。「鳥栖組」や「移籍組」という名札がある訳ではない。



その12分後、またしても高地のゴールが決まった時には、さも彼がこの試合から横浜にいたとは思えない程、スタジアムには一体感が溢れていた。

まるであのフレーズの様に。
"And we will live together Until the twelfth of never
Our voices will ring forever as one"
(そして僕らは共に生きる 決してプレーできない12番目の選手と共に 僕らの声はいつまでも鳴り響く 一体となって)

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posted by おかき at 03:32| Comment(5) | TrackBack(4) | 横浜FC2010観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月23日

練習試合 横浜FC-FC琉球 2/21 その3

さすがに3本目になると試合はややダレ気味。それでもそんな試合の中盤を引き締めたのは小野。シルビーニョとのコンビは安定感があった。



この試合大きく分けて、根占-八角、根占-シルビーニョ、小野-シルビーニョ、小野-久木野の4パターンがあった。相手関係やモチベーション等の面を考慮せずに言えば、根占-シルビーニョもしくは小野-シルビーニョのコンビが一番機能していたか。



ユースから昇格した橋村。サポーターの大きな期待を背負って登場。左SBだったが、一回だけ高いポジションまでドリブルで持ち上がった時に「おっ」と思わせる瞬間があった。やはり中盤の選手。成長をみんな待っている。



途中から右SBで登場の田中。柳沢の加入は大きな影響を与えているだろう。積極的に右サイドで突破を図る姿があった。



昨年キャプテンの戸川。リトリートの守備ばかりだが、それが岸野監督の求めている守備の方法なのだろうか。1本目開始と共に高いラインを取っていたのが正解なのではないのか。昨年キャプテンなのに、声が全く出ていない点も気になった。

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2010年02月21日

練習試合 横浜FC-FC琉球 2/21 その2

2本目開始早々ゴールを決めたのは横浜FC。大黒のスルーパスから高地がループシュートを決めたもの。



高地のプレーは1本目から素晴らしかった。CKやFKを左右関係なくほぼ全権委任状態。ボールタッチなども良かった。



CBに入った金は高さはあったが、周りとのコンビネーションが出来ていなかった。強い印象は残っていない。



2本目で中盤が活性化したのはシルビーニョの登場。積極的な守備はなかったが、巧さでボールを奪取できた。彼がボールを奪われないからチームが落ち着いた。低い位置からゲームを組み立てられなかった1本目よりも断然2本目の方が良い。また大黒への縦パスなど高い次元の感覚で共有できていた。



2本目のGKは関。動きはまずまずだが、キックの精度に欠ける。声が出ていない。思ったよりも背丈が小さく、そして大卒の割に細い。GKは接触も多いポジション。もう少し太くしたい。

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練習試合 横浜FC-FC琉球 2/21 その1

今年初めて実戦を観戦しました。移籍組が1本目を占め、昨年からいた選手で先発をしたのは片山、八角、根占のみ。写真とともに試合を振り返ります。



まず、今年J2チームの移籍の話題をさらった大黒。その大黒は一人別格の動き。ボールの収まり具合、足元の技術、裏への飛び出しの鋭さが際立っていた。PKとは言え1ゴール、そして1アシスト。



新外国人サーレス。なぜか昨年の印象がない。この試合もチャンスメイキングしたシーンはなかった。GKとの1対1で倒されてPKを獲得したプレーが唯一の見所か。ただ、身体の強さは随所で発揮。



先発のGKはシュナイダー潤之介。キック力はある。それに声も良く出ていた。無失点に抑えたのは事実。スタメン争いはどうなるか。



昨年から在籍組の片山。左SBに入ったが、流れをつかめないまま時間だけが経過。先制点が入ってから前線に飛び出せるようになったが、それまでは攻守に軽く苛立ちが隠せなかった。



ガンバ大阪から新加入の寺田。本来は右MFでボールをもっと捌きたいはずだが、前と後ろが分断されてしまっていた状況では持ち味が出ず。ボールに触りたいのだろう。低い位置にどんどん下がってきてしまった。

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posted by おかき at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 横浜FC2010観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする