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2017年10月31日

2017年J2第39節 京都サンガF.C.-横浜FC「タオルを入れるな」

京都は銭湯の街。程よい湯加減でプハーと息をつきながら、朝湯で前日の試合を振り返った。開始早々の失点、西河の右足が空回りしたのは、クラブの方針の現れなのかと思ってしまった。西河がバックラインでボールを受けて、相手のプレッシャーから逃れる為にロングボールを蹴るはずが空振りして奪われ、フリーになっていた京都・仙頭にゴールを打ち抜かれてしまう。

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失点して横浜は慌ててるのか相手からボールを奪うと、相手のサイドの裏のスペースにボールを付ける。試合開始から10分程度しか経っていないのに、試合終了残り15分くらいの進め方をしている。中田監督、タヴァレス監督のどちらが正しいというよりも、やや急ぎすぎている。失点したシーンのように、相手の高い位置からのプレッシャーを掻い潜るには、短くコンパクトなサッカーを止めてさっさと放り込む方が戦術的な浸透度は高くなるとは言え。

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と考えていたら前半で京都のハソンミンが退場して横浜は数的有利になった。京都は4-4-1のシステムで低めにラインを形成して、守備的になってから横浜はスペースがないので中盤でボールを回して攻略を探った。するとタヴァレス監督は野村を下げて大久保を投入。高さのある大久保を入れて、雨の中でロングボールを使いながら京都を押し込みたいのだろう。

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野村にとっては非常に悔しい決断となったが、何しろ残り4試合勝たないといけない。起用される選手が活躍してプレーオフに滑り込むしかない。野村も唇をグッと噛みしめて引き上げていく。控えの選手が彼を抱きしめる。選手も勝ちたい、サポーターも勝ちたい、クラブも勝ちたい、監督も勝ちたい。でもフィールドには11人しか立てない。誰かが出れば誰かが下がるしかないのだ。

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posted by おかき at 13:34| Comment(0) | 横浜FC2017観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月22日

2017年J2第38節 横浜FC-FC町田ゼルビア「柱」

後半28分から登場したイバの2度あった決定機は、本人も横浜サポーターも天を仰ぐ結果となってしまった。負傷明けが影響したのか、本来なら懐深いフェイントで相手DFのタックルを外しているであろう部分でも強引にシュートを打って弾かれてしまった。戻ってきたチームの柱が決めきれなかったことが結果に大きな影響を及ぼした。

ゲームは開始3分で町田が先制する。右サイドのクロスを町田・吉田が難なく決めて先制。ヨン・ア・ピンのいない緩い守備は、相手とまともに競ることもできなかった。それでも昇格の為に負けられない横浜は、反撃を開始。1トップは大久保。ターゲットになり、落としたボールをサイドの野村、ジョンに展開してチャンスを形成。良い形は何度も作った。

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そのチャンスが実ったのが前半20分、それまでサイドへ深い突破を繰り返していた野村が多分初めて右足で上げたクロスに合わせたのは大久保。ピンポイントの強さで勝負できる大久保のゴールでゲームは振り出しに戻った。

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横浜としては、アキレス腱の守備の問題は抱えつつも中盤でしっかりと守備をして町田の攻撃を摘んでいく。失点はしたが、同点に追いつきさらに追加点を奪おうとする姿勢はサポーターにも伝わっていたはずだ。

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後半開始直後にオフサイドでゴールを取り消されたが、横浜は意気軒高で沈むことはなかった。レアンドロドミンゲスの相手の虚を衝くスルーパスに反応した大久保が滑り込みながら逆転弾を押し込んだ。
町田はここから一気の2枚替え。横浜も呼応するかの様に、イバを投入。横浜はイバにボールを集めたのだが、、、さらなる追加点は得られなかった。

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posted by おかき at 19:56| Comment(0) | 横浜FC2017観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月08日

2017年J2第36節 横浜FC-アビスパ福岡「翼をもがれた不死鳥」

前半36分、37分と立て続けにイバ、カルフィン・ヨン・ア・ピンが交代でフィールドから退く。ゲームのポイントはここにあった。今シーズン横浜をけん引し続けたリーグ得点王のイバと、失点を減らした立役者ヨン・ア・ピンが負傷で退かなければならなくなったのだから。前半ジョンのゴールで先制して、五分五分で白熱していたゲームが本格的に動き出す。

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女神が立ち寄ったのは福岡の方にだった。後半11分、交代で入った福岡・石津のFKはポストを叩き、セービングしていたGK高丘の背中に当たってゴールに転がっていった。後半同点にしたいと運動量が高くなった福岡に同点とされて、横浜もテンションは高くなったが前線でボールをつなげない。
イバに代わって入った大久保は点で合わせるところに強みのある選手で、イバの様な懐の広さやキープ力は難しかった。また同様に交代で入った楠元もウェリントンとのマッチアップでは苦戦。彼自身が語った様にやや翻弄されてしまった。



ただ、それでも同点のままでゲームは一進一退。横浜はイバがいなくなった分、レアンドロ・ドミンゲスが奮闘。相手にファウルで足をかけられてもチャンスを幾度となく演出した。攻守の要2人を欠きながらも、良い線で戦っていた。

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posted by おかき at 20:06| Comment(0) | 横浜FC2017観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月02日

2017年J2第35節 ザスパクサツ群馬-横浜FC「まさにこれがJ2だ」

こういう光景はもう幾度となく見てきた。試合内容の良くないチームが、ふとしたチャンスでゴールを挙げるとその後は徹底的に下がってゴールを割らせないサッカー。これで日本サッカーの歴史が〜とか、次に繋がる内容の〜とか意見があるけど、目の前の勝ち点3が欲しいチームはそれこそクラブの将来につながる訳で、そうした所謂ドン引きサッカーになってしまうのも仕方ないとは思う。

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もうちょっと言えば、1点差で5バックを敷いて逃げ切ろうという最近の横浜のサッカーも褒められたものではなく、それと同じようなものである。相手が攻撃の枚数を増やせば、こちらも守備を固める。セオリーとも言えるし、臆病であるとも言える。セオリーと言っても、それはJ2スタンダードに照らし合わせてであるかもしれないが。

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前半35分、先制点を挙げた群馬はそこから自陣に10人が張り付く徹底的な守備重視のサッカーを展開。横浜もそれを打開しようとするが、それを簡単にこじ開けられない。そもそも失点が簡単すぎた。キャラの裏のスペースにクロスを挙げられて、田所が振り切られるもしくは捕まえきれず失点するのは今年何度目だろうか。昨年町田と対戦した時も、キャラの裏のスペースに的確にクロスを上げて大久保が決勝点を挙げている。キックの名手・松下裕樹に簡単に蹴らせてはこうなってしまう。

「2016 J2リーグ 第20節 FC町田ゼルビア×横浜FCのハイライト映像」


このゲームの入りはよかった。ジョンが、阿部にスプリントで先手を取れるのがわかったので、右サイドを突いて攻略できそうな気配はあった。ところが、それが一旦落ち着くと迷小路に入ってしまったかの様にミスが増え、ゲームを支配できない。特に左サイドの野崎はボールロストも多く、ここで引っかかってしまって左サイドは完全に停滞してしまった。その矢先に群馬に決められてしまう。最下位でJ2残留争いで厳しいチームに先制点を許して目を覚ました横浜。

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posted by おかき at 02:16| Comment(2) | 横浜FC2017観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする