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2020年11月13日

2020年J1第28節 横浜FC-ヴィッセル神戸「自分たちに転がった」

後半アディショナルタイム4分、神戸のコーナーキックを詰めていた山口蛍のミドルシュートは田代の足に当たり枠から逸れていった。ロシアワールドカップ最終予選のイラク戦に似たシチュエーションで、山口が右足でプッシュ気味にフリーでシュートを放った時は失点を覚悟した。こういう混戦の時のミドルシュートは得てしてゴールにこぼれやすい。でもそうはならなかった。横浜は2-1で神戸を破った。

「自分たちに転がった」下平監督はこのゲームの交代策をそう表現した。交代は良くなる場合もあれば、意図せず悪くなる場合もある。第26節の大分戦ではリードしつつも押し込まれている状況で守備的な策を敷いて、後半アディショナルタイムに逆転を許してしまった。その反省からだろうか、中盤や守備のラインで人数を増やすことをせず、4-3-3から4-4-2というシステム変更と、レアンドロ・ドミンゲスの起用で勢いを継続させた。
もう一つ、この試合でシステムが柔軟に稼働させられたのは、右サイドに中山とマギーニョが揃い、瀬古を本来の中盤で使う事が出来た事。前半は3ボランチというよりもインサイドハーフ的に、後半はダブルボランチの一人としてプレーし、最後は左MFとしての起用だった。前半イニエスタに交わされるシーンもあったが、守備意識の高さで決定的なプレーは許さず、後半は自分で持ち上がりチャンスも演出した。



前半横浜のプレスが嵌らなかったのは、4-3-3のシステムが機能せずボランチの脇のサイドをずっと突かれていたからだ。神戸と同じようなシステムだったが、このエリアの整理が出来ていなかった。開始9分の失点は、神戸の右サイドバックを誰が捕まえに行くのか判断が遅くなったところで裏を衝かれ、その折り返しを走り込んできた神戸・郷家にダイレクトボレーのシュートを決められてしまう。その直前にも同じ様な形で決定機を作られていたが、修正できなかった。無論、イニエスタの存在もあり複数でケアにいくとギャップを作られてしまう。

先制を許して流れが神戸にいきそうなところで、その2分後一美と齋藤でワンツーは出来なかったが、神戸・山川のクリアが一美の足元に転がって結果的にワンツーとなり、難なく一美は神戸ゴールを陥れた。



後半4-4-2にして中盤を組みなおして役割を整理した事で神戸の攻撃を遮断できた。前半はここで引きずられてしまい、攻撃らしい攻撃はなかった。ボールを奪う位置が低いので持ち上がっても、味方との距離感に苦労した。後半神戸の郷家はボールに絡む回数が減り、イニエスタもボールを持った時こそ緊張感あるが、低い位置でパスを捌かれるのは怖くなかった。神戸は、ACLを見据えている部分や、負傷で古橋を欠き攻撃陣は鋭さがなかった。

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posted by おかき at 15:12| Comment(0) | 横浜FC2020観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする